ブルーエルフィン(ブルーウィング)の育て方

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ブルーエルフィンの基礎データ

ブルーエルフィン
科名
クマツヅラ科
属名
ロテカ属
学名
Rotheca myricoides
別名
ブルーバタフライフラワー、ブルーウィング
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ブルーエルフィンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

ブルーエルフィン(ブルーウィング)の特徴は?

ブルーエルフィンはアフリカ原産のクマツヅラ科ロテカ属の非耐寒性常緑低木。青い蝶が乱舞している!ように見え、寒さには弱いものの、夏の暑さには強く、成長も早いので、寒さに気をつければ栽培は容易な部類です。ブルーエルフィン(=蒼い妖精)とかブルーウィング(=蒼い翼)とも呼ばれるけどこれは「通称」もしくは「流通名」、もしくは品種名。ピンクの花が咲くパピヨンローズもあります。どれも同じ育て方です。小さい株(4号鉢とか5号鉢)でも花をしっかりとつけます。

花が咲き終わったら、花を摘んでください(花ガラ摘み)。
樹高1m
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水やり

土が乾いたら水をしっかりとやります。水切れして、ヘタりやすいですので夏は水切れしないように気をつけてください。水をやるときはしっかりとやる。鉢底の穴から水が出てくるくらいまでしっかりとやる。花に水がかからないようにします。花に水がかかると花がすぼんでしまいます。

春と秋は晴れてて土が乾いていたら水をやります。

夏の水やり

夏は朝と夕方の二回、水をやります。夏は朝と夕方に水をやっても水切れします(鉢が小さいと尚更水切れしやすい)。2回水をやっても、水切れする場合は、半日陰か日陰に移動させます。涼しきなったらまた日当たりに移動させてください。

冬の水やり

冬は土が乾いてから数日経ってから水をやります。冬は水を控えてください。水を控えることで寒さにも多少強くなります。

肥料

生育する期間(5月〜10月)は真夏を除いて液体肥料を一週間に一回、緩効性肥料を一カ月に一回やります。肥料が少ないと花が止まる。用土に最初から肥料を入れているが、それでは確実に不足する。

植え付け・植えかえ・挿し木

時期

植え替えは真夏を除く春と秋。冬は植え替えをしないでください。毎年か2年に一回植え替えをします。

用土

用土は一般的な花と野菜の培養土か自作する場合は赤玉土腐葉土4に緩効性化成肥料を混ぜた物を使います。

もしくは室内に取り込むので、匂いの少ない観葉植物の土で植えるといいです。

鉢植え

植え替えをするときは、できるだけ古い土を落とさずに一回り大きな鉢にそのままスポっと入れて、新しい土を足して植えてください。同じ大きさの鉢に植え替える場合は、古い土を三分の一ほど落としてから植え替えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

あんどん仕立てにしたり、何かに絡ませることもあります。剪定して小さくまとめるなら、なくてもいいです。行灯仕立ての支柱はホームセンターにも売っていますし、朝顔などを栽培して起こっているものを使いましょう。
●花が咲いているときは土を落とさないようにしてください。ただ植え替え時期は大体花が咲く時期です。
●鉢は小さくても開花する。

挿木で増やす

5月頃に10cmから15cmほどに切った茎を土に挿していると発根します。葉っぱを何枚かついているものにしてください。切り口はナイフでキレイに切って、切り口に発根剤を塗ると発根しやすいです。
挿す土は赤玉土単用にします。発根するまでは乾かないようにします。水やりジョウロで優しくやるか、霧吹きで水をやる。発根するまでは日陰で管理する。発根までは結構時間がかかる(一ヶ月くらい?)。
種子は出来ない。専門的に受粉する虫が日本にはいないから、ではないかと思われる。

管理場所・日当たり

日光を好みます。暑さには強いです。春から秋は戸外の日当たりで管理します。夏は水切れしやすいで風通しの半日蔭で管理します。あくまで暑さには強いです。弱いのは水切れ。最近の夏の酷暑ではかなり厳しい。

越冬

10度以上を保つようにとよく書かれていますが実際には水やりを控えることで5度くらいまで耐えるので、暖地では戸外で越冬します。霜に当たれば一発で枯死します。団地以外では冬は室内で管理します。室内の日当たりで管理してください。

寒さに当たって葉っぱが落ちても、春になったら復活するかもしれません。なくなっても水やりをやめないでください。
●10度以上を保つには温室でもないと無理。5度なら一般家庭の暖房の効いている部屋なら深夜で5度以下にはなかなかならない。ただし出窓・窓の近くは外気に近いので氷点下になることもある。
●気温18度あれば冬でも開花する。

花ガラ摘み

花が終わったら、花を摘みます。植物は種子を作ろうとするので、花ガラ(=花が終わったもの)を放置していると、そこに栄養を回そうとして…実際に種子はできないんですが…次の花が咲かなくなります(咲きづらい)。

剪定・花ガラ摘み

枝がニョキニョキ伸びて1mくらいになります。適当な大きさで切り戻しをします。切り戻しをすると脇芽が出て花が増えますし、小さくまとまりやすくなります。開花している時期ならいつやっても大丈夫です。
花ガラ摘みが面倒なら、定期的に切り戻しをすればいいです。

病害虫

ハダニ
ハダニが発生します。高温・乾燥すると発生しやすいので、水やりのときに葉っぱに水をかけるようにすれば予防できます。

特徴・由来・伝承

蒼い花が咲くクマツヅラ科の植物。クラリンドウの仲間。蝶々が飛んでいるような花で人気があります。宿根草寄せ植えにも使われます。熱帯アフリカ・熱帯アジア原産の常緑の低木。ツル性植物に分類されることも。香りがある。

現在の学名はロテカ・ミリコイデス。以前の学名がクレロデンドルム・ウガンデンセ(Clerodendrum ugandense)で、現在でもクレロデンドルム(クレロデンドロン)で流通しています。旧学名のクレロデンドルムは「運命の木」という意味。古代ではこの種類の植物を悪霊退散の呪術に利用していたかららしいです。
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