ヒトツバタゴの育て方

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ヒトツバタゴの基礎データ
ヒトツバタゴ
科名モクセイ科
属名ヒトツバタゴ属
学名Chionanthus retusus
別名ナンジャモンジャの木、一つ葉田子、海照らし
耐寒マイナス20度
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
種蒔
植え
肥料
剪定
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ヒトツバタゴの特徴は?

ヒトツバタゴ:ヒトツバタゴの特徴は?

ヒトツバタゴ:ヒトツバタゴの特徴は?
ヒトツバタゴ(一つ葉田子)は日本・中国・台湾・朝鮮に自生するモクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木。春に開花し、両性花木であれば10月に黒い実がなり、寒さに当たると黄色く紅葉し、冬には落葉します。

樹高20mにもなるの剪定で小さく仕立てる必要があります。発芽して10年で樹高3m-4mほどだが最大では20m〜30mにまでなります。雄木と両性花木とあり、雌花だけをつける「雌株」はなぜかない。両性花木には実がなるが、花が木を埋め尽くすほどしっかりと咲くのは雄木(オス)。植えるなら雄木にしましょう。

別名ナンジャモンジャだが、ナンジャモンジャというのは「何ものかよくわからない」みたいな漠然とした名前で、正体不明の大木によく付けられています。ちなみにナンジャモンジャと呼ばれる植物はクスノキ・ニレ・イヌザクラ・ボダイジュ・アブラチャンカツラなど他にもあります。それでもナンジャモンジャと言えばヒトツバタゴを指していることが多いです。

日本では対馬・木曽川周辺と愛知県犬山市に自生していて、他ではあまり見られない。絶滅危惧種とされています。
アメリカヒトツバタゴ(Chionanthus virginicus)は暑さに弱い。

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水やり

庭植えして根付いたら自然に降る雨だけで十分生育します。あまりに夏など乾燥したら様子を見て水やりをします。日本に自生している植物なので、そこまで気にかけることはないです。

根がついたら問題ないのですが、庭植えでも植えつけて二年ほどは、庭植えでも土が乾いたら水をやるようにします。また乾燥を防ぐために根元に腐葉土やワラを敷いて蒸発を防ぎます。

肥料

冬(2月前後)に油かす鶏糞・化成肥料のどれかを根に当たらないように、深さ20cmの穴を掘って、肥料を説明書きの規定量を土に埋めてあげますが、肥料はあまり必要ではないです。ないからと言って枯れるわけではないです。

植え付け

時期

落葉していて、もうすぐ新芽が芽吹く頃の3月が植え付けに適した時期です。芽が出てからは根が動き始めるので、適していません。

用土

常識的な水はけと水もちがあればいいです。庭土に腐葉土か堆肥を何割か追加して、用土とします。よくわからない場合は、一般的な培養土を入れ替えて植えてもいいです。

土の水はけが悪いなら高植えにするか、川砂などを入れて水はけをよくしましょう。

庭植え

直径50cm深さ50cmの穴を掘ります。掘り出した土に、腐葉土か堆肥を3割から4割ほど混ぜます。それに少量の化成肥料を加えて、よく混ぜて用土を作ります。穴の半分ほどの土を戻し、株をそこに植えます。その際、水やりをしながら隙間にも土を入れていきます。
余った土で、株の周囲に土手をつくり、そこに水をたっぷりとためます。水が吸収されて引くまで待ち、引いたら土手を崩してならし、完成です。

植えてしばらくは倒れないように支柱を添えてあげます。グラグラしないなら支柱は外してかまいません。
●樹高20mになります。といっても20mになるには相当な時間が掛かります。また一般家庭の庭では、土や壁で根の生育が制限されて、大きくなると言っても管理できないほど大きくなるわけではないです。
●発芽後10年で樹高3m〜4m。
●それでも庭木としては大きな部類です。植える時に他の植物や建物の邪魔にならないような位置に植えます。
●電信柱に迫る大きさになる。電信柱に引っ掛かるかもしれない。横に非常によく広がります。落葉もあり、隣の家に枯れ葉が落ちるなど、のちのち問題になるかもしれないから、植える前によく考える。

管理場所・日当たり

日当たりを好みます。

寒さには強いとされます。栽培適地は九州〜東北まで。
●アメリカヒトツバタゴも寒さに強いが、暑さに弱い。

剪定

自然と綺麗に整形されるので、無理に剪定はしませんが、込み合って風通しが悪くなるなら枝を落とします。細い枝は時期を選ばず剪定してもかまいませんが、ノコギリが必要なほどの太い枝は落葉時期に落とします。

生育スピードは速いわけではないが、それでも気がつくと大きくなっている。剪定は毎年、ちょっとずつでもして小さく仕立てる。落葉時期に毎年、軽く剪定する程度が一般的です。

病気・害虫

ほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

雌雄異株ではなく、雌花だけをつける株は無く、「雄株」と「雄花と雌花の両方をつける両性花株」という組み合わせしかありません。雄株では当然、結実はありません。ただし花がしっかり咲くのは雄株。

雪が降り積もったように咲くので印象に残ります。開花は五月。自生地は九州対馬と東海地域の一部という奇妙な範囲。渡り鳥によって運ばれたか??人によって運ばれたか?

タゴ(田子)とはトネリコのことで、葉っぱが一枚ずつなので「一つ葉タゴ」と呼ばれます。

幹には縦に切れ目が入る。

アメリカヒトツバタゴは樹高が10m〜12mと低めで多少香りがあるが、夏の暑さに弱い。
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