ひまわり(向日葵)の育て方…意外と乾燥に注意!マルチングで対策

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ヒマワリ(サンフラワー・向日葵)

ヒマワリ
科名キク科
学名Halianthus
別名サンフラワー・向日葵
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
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開花
種蒔
植え
肥料

目次

  • ヒマワリ(向日葵)とは?
  • ヒマワリの水やり
  • 肥料
  • 植え付け
  • 管理場所・日当たり
  • 収穫
  • 病害虫
  • 特徴・由来・伝承
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    ヒマワリ(向日葵)とは?

    ヒマワリ(向日葵)とは?
    文章の修正ヒマワリはキク科の一年草。苗を植えて二ヶ月から三ヶ月後に開花して種子ができて終わり。花を摘芯すると脇芽が出るが、基本的にパッと育ってパッと開花して終わり。5月に植えて7月に開花し萎んで、7月からもう一回育てるというパターンも多い。一番生育が良いのは7月に植えて高温時期に育っていくパターン。ただ、7月8月は台風が来てポッキリ折れるので支柱を。夏は水切れしやすい。一度植えたら移植は不可。地味に連作障害を起こす。

    種子をハムスターの餌に、と育てる人も多い。でも、薬剤なしに育てるのは結構大変。あと、ヒマワリは自家受粉せず、種子をつけるには別品種がないと受粉しないので、種子を収穫するのならば、必ず2種植えましょう。

    ヒマワリの水やり

    庭植えの水やり

    ヒマワリの水やり
    文章の修正庭植えでも自然の雨だけでは不足しますので、土が乾いたら水をしっかりやってください。ヒマワリの葉っぱが萎れてきてから水をやってもいいですが、そうなる前に水をやりましょう。本来は乾燥には強い方なのですが、根元に日が降り注ぐ環境にあることが多いので、水が切れやすいです。あまりに水が切れると、シオシオになってダメになります。

    株元を腐葉土やワラでマルチングして乾燥を防ぐと水切れ予防になる。マルチングをすることで、水やりの頻度をかなり減らせる。ビニールのマルチングをする人もいる。

    鉢植えの水やり

    文章の修正鉢植えは土が乾いたら水をやります。

    夏の水切れが問題になります。鉢植えは土が少なくて保水が効かず、高温期は特に水が足りない。夏は朝と夕方の二回水をやってもしおれる場合があります。一日に三回も水をやることだってあります。水切れがひどい場合は、受け皿に水をためておいてもいいです。
    ●プランター・鉢植えでもマルチングをするといい。
    ●ペットボトル給水器で水切れ対策を。

    乾燥対策のマルチング

    文章の修正乾燥対策に株元にマルチングをした方がいい。ヒマワリにとって水切れは致命傷。生育が鈍くなるし、枯れることも珍しくない。株元にワラや腐葉土を厚さ数センチほど敷いて、乾燥を防ぐ。普通の野菜のようにビニールマルチをする人もいるが、それはプロ農家に近い。
    ●株元にもみ殻を撒くのは乾燥防止と保湿のため(つまりはマルチング)。
    ●ビニールマルチだと密生させる(株間8cmとか)のが難しい。

    肥料

    文章の修正肥料は市販の培養土に入っているので追肥は必ずしも必要ではありません。無いならないでそれなりに育ちます。でも、ヒマワリを大きく育てるにはやっぱり肥料は必要です。植え付けのときに多めに混ぜておく。大きく育つ品種は肥料をかなり食う…というか肥料がないと大輪にならない。ただし、ヒマワリの生育の鍵はあくまで「日当たりと温度」。肥料はその次。

    元肥以外には開花時期に化成肥料を根本に少量やるか、液肥をあげる程度にします。
    化成肥料
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    液体肥料
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    ●肥料をしっかりとやっておくと、下葉から黄色く枯れていくというのが無い。また茎も太くなり、支柱がなくても倒れにくくなる。
    ●葉っぱは大きいのに、花が小さいのは肥料不足。特にリン。化成肥料をやるか、鶏糞をやる。窒素が多いとサビ病が発生しやすいと言われています。
    ●バットグアノや鶏糞などのリンの多い肥料をやると花が大きくなったり、ツボミがたくさんできます。

    植え付け

    時期

    文章の修正霜が降りなくなってから植え付け・種まきをする。その頃にヒマワリの苗が流通する。5月以降に植え付けると開花は7月で、開花後にまた種まき(か苗植え)をするとまた8月9月あたりに開花させられる。
    4月に種まき→6月7月に開花→7月に種まき→8月9月に開花の二期作も可能。ただ、2期目は8月9月の台風でポキっといきやすいので支柱を立ててくくりつけましょう。

    用土

    文章の修正一般的な培養土を使うか、自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を2割か3割追加して肥料を混ぜて用土とする。ヒマワリは連作障害を起こすので鉢植えの場合は必ず、新しい土で植えること。
    培養土
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    種まき

    文章の修正ビニールポットなどに土を入れ、種子を2粒入れて、土を1cmかぶせます。薄いと発芽しません。あとは水をやり、明るい日陰で管理していると発芽します。発芽したらすぐに日当たりに移動させてください。

    種まきの栽培についての詳細は以下のページを参考にしてください。

    鉢植え

    文章の修正庭植えの方が大きく育つし、夏の高温時期に水切れが起きやすいので鉢植えより庭植えが好ましい。特に巨大輪系は庭植えじゃないとダメ。

    鉢植えならばできるだけ大きな鉢に苗を一個植える。植え付ける鉢の底の穴を網で塞いでその上に軽石を2センチほど入れ、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやる。直根性なので苗の土はほぐさず崩さないで植えること。

    庭植え

    文章の修正大型種ヒマワリであれば深さ60cm以上、中型種は深さ40cm、小型種は30cmほど掘り返して、掘り返した庭土に腐葉土か堆肥を追加して、緩効性固形肥料を足してよく混ぜて用土とする。用土を半分戻して、苗を入れ、隙間に土を入れて、最後に水をしっかりとやる。直根性なので苗の土はほぐさず崩さないで植える。

    株間(苗と苗の距離)…大型種は50cmから1m、小型種は10cmから30cm、切り花として使うなら8cm。

    ヒマワリの花は太陽の方向を向くため、基本的に東か南向きになる。家の東・南にヒマワリを植えると家からは花が見えない。西日しか当たらないところに植えると南西向きになりがち。

    管理場所・日当たり

    管理場所・日当たり
    文章の修正とにかく日当たりで育てます。ヒマワリは日光が不足するとヒョロ長くなり、葉っぱが黄色く変色してきます。日光が一番大事。同じ土に同じ品種で植えても、日当たりで株の大きさがぜんぜん違う。そのくらいに日光が大事。一日中、日光に当たるのが好ましい。特にツボミは日光に当たらないと開花しない。
    ●日照時間と気温が花もちと生育の鍵。
    ●当然ながら霜に当たると一発で枯れる。

    最低気温が18度から生育
    最低気温が18度を超えるとヒマワリの生育が急速になります。開花も18度以上から(中間地で5月下旬か6月以降)。気温さえあれば、8月に植えても地域によっては10月11月に開花できる。
    ●最低気温が10度以上あれば遅いが生育する。もちろん高温の方がよく生育する。

    収穫

    文章の修正ヒマワリの花は意外と長期間開花しない。一個の花は数日から10日ほどでしぼむ。小型で枝分かれするものは、次々に花が咲いて長く感じる。

    花が咲いて、しばらくするとうつむく。これは種子が成熟したため。この時に収穫する。収穫しないとカワラヒワがヒマワリの種子をついばむ。他の虫も食べるらしい。スカスカになることも。

    ヒマワリの種子は白黒のものと、真っ黒なものがある。1個のヒマワリに半々ってこともある。ヒマワリの種を採ったら日陰で干して乾燥させること。乾燥させないとカビだらけになる。食べるにしても乾燥は必須。乾燥させたら後は常温で風通しの良いところで保存する。紙袋に入れて物置に保存でいい。冷蔵庫でもいい。
    ●収穫目的の巨大種ヒマワリでも種がほとんど無いことがある。原因は不明。一定の確率で発生する。
    ●ヒマワリの種を採取するなら花を間引く。当然ながら花粉が出ない品種は種子ができない(できづらい)。花粉が出ない品種は切り花用で、種子を作る用の品種ではないので当たり前っちゃ当たり前。ちなみに花粉が出ない品種でも、近くに花粉が出る品種を置いておけば種子はできる。

    病害虫

    文章の修正グンバイムシ、ハダニ、ハモグリバエ(エカキムシ)、ナメクジ、バッタなど。最大の敵はグンバイムシ(正確にはアワダチソウグンバイムシ)。詳細は以下のリンクを参考に。

    特徴・由来・伝承

    文章の修正ヒマワリは大きな花を1つドカンと付けるイメージがありますが、あの花が実は小さな花の集まりで「頭状花序」と呼ばれます。外輪に付いた黄色い花びらは舌状花、内側の茶色い部分を筒状花と区別することもあります。

    紀元前からインディアンの間では食用として栽培され、その後ヨーロッパからロシアに渡ると特殊な地位を得るようになります。ロシアはキリスト正教会で特定期間の間「油脂植物」を禁止するのですが、ヒマワリは古来の食べ物ではないので禁止リストに載っておらず、ロシアの人たちが教会法と矛盾せずに油脂分を取れるために急速に普及。ヒマワリの種は保存にも優れていて、種は寒さにも強いのでロシアで栽培出来ることから、食用ヒマワリの栽培ではロシアは世界一になりました。
    ●放射能を吸収するという話がありましたが、その後の調査でそういった性質は無いということです。
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