サイネリア

科名 | キク科 |
属名 | ペリカリス属 |
学名 | Pericallis |
耐寒 | 5度 |
水やり | 水を好む |
場所 | 日の当たる室内 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
目次
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サイネリアの特徴

冬に鉢が流通するので寒さに強いイメージがありますが、霜に当たれば枯れるので必ず室内で管理しましょう。
花が終わったら花ガラをこまめに積んでやると、花の下に隠れていたツボミが咲きやすくなります。花を切る時は出来るだけハサミで切ってください。
水やり

冬〜春の水やり
冬から春の開花時期は水を吸い上げるので、水切れしないように水をやります。水をやるときは花にもかからないようにします。花に水がかかると花がすぐにしぼみます。サイネリアは地上部(=草や花)に対して鉢が小さいことが多く、水切れしやすいので、土が乾いていたら鉢底から水が出るくらいに、水をタップリと与えてください。特に室内で管理していると、暖房で水切れが置きやすくなります。
●水切れしやすいですが、だからと言って土が濡れているのに水をやっていると腐って枯れてしまいます。
●できれば植え替えてやると生育がよくなりますし葉っぱがパリっとなります。
●できれば植え替えてやると生育がよくなりますし葉っぱがパリっとなります。
春以降の水やり・夏越しの水やり
気温が上がってくると、サイネリアには厳しい時期になります。夏前に枯れることが多いですが、地上部を刈り込んで風通しをよくして半日陰で管理し、水やりを控えるることで夏越しはできなくもないです。花を摘む

しかし、まだ枯れてもいない、しぼんでもない、傷んでいない花を摘むって、ガーデナーとしてはなかなか心が痛いんですよね。でもやりましょう。
肥料

管理場所・日当たり

冬は室内で管理
店頭に並んでいるサイネリアは温室育ちで更に寒さに弱く、外で管理していると、あっという間にシオシオです。室内の日当たりで管理すると次の花が咲きやすいです。そこで窓辺で管理することになりますよね。でも、窓の近くは夜に寒波が来ると0度前後にまで下がり、一晩で葉と花がしおれてしまいます。寒波が来る時は室内の中央まで移動させましょう。もしも、しおれてしまったら、しおれた部分を切って、肥料や活性剤はやらず、暖かい場所(5度以上)で管理します。

戸外で管理する場合は軒下で雨に当たらないようにします。雨にあたると蒸れて枯れ込みやすいからです。
夏越し

植え付け
時期
冬に購入したサイネリアは大体梅雨前後までに枯れてしまいますので植え替えをすることは一般的ではありませんが、夏越しができたら、株が活動を始める直前の9月に植え替えを行います。5月前後に挿木をする人もいますが挿木にしても夏越しは難しいです。用土
一般的な培養土に堆肥か腐葉土を1割ほど足した用土に植えるか、自作する場合は赤玉土5ピートモス3バーミキュライト2を混ぜたものを使います。培養土には腐葉土が入っていて、室内で管理すると腐葉土が臭うので、腐葉土の入っていない観葉植物の土にピートモスを2割ほど足した方がよいです。植え替え

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
種まき
9月に種をまいて育苗して増やすこともできます。発芽温度は15度〜25度。赤玉土小粒単用の土に撒いて、土を被せず乾燥しないように管理していると芽が出て葉っぱが6枚以上になったら移植します。種には肥料が必要ないので肥料はあげません。サイネリアを種子から栽培するのは大変なので普通はしません。種子から育てると温室で育てないため、寒さに強い株になります。
根詰まり寸前です

●夏越ししたらひとまわり大きな鉢に植え替えてあげましょう。
病害虫
灰色かび病湿度が高いと発生し、灰色カビが広がります。葉っぱに水をかけていたり、湿度の高い環境だと発生しやすいです。病変部分を取り除き、水やりを控え、風通しの良いところに移動させます。
ウドンコ病
葉っぱに白い粉を吹くカビです。原因となる菌はどこにでもいて、泥を跳ねるなどで葉っぱについて広がっていきます。基本的に「株が弱っている」と発生しやすく、白い粉が吹いても、株が健康であればいつのまにか消えるということもあります。
発症したら、発症部分を切除し、発症部分が多いなら、薬剤を散布します。
アブラムシ
新芽にたかり生育不良を起こします。室内で管理すると発生はある程度防げますが、完全には防げません。少量の発生なら手で取り除き、大量であれば薬剤を散布します。
コナジラミ
葉っぱの裏から汁を吸います。成虫になるとサイネリアのあたりを飛ぶので、すぐにコナジラミだなとわかります。薬剤を散布しますが、葉っぱの裏にも散布しないと効果がないです。コナジラミは葉っぱの裏に水をかけることで予防ができるんですが、サイネリアは葉っぱに水をかえると蒸れて枯れ込みやすいので、発生しやすいです。
特徴・由来・伝承

冬の花鉢として非常に多く流通します。価格も安いので自宅での観賞用での購入が多いです。冬はプリムラとサイネリアが安くて長持ちな花鉢としてよく流通します。
サイネリアによく似た「セネシオ」があります。管理方法はほとんど同じですが、セネシオの桂華・貴鳳などは開花しやすく、大型でボリュームがあり、色が鮮やか。サイネリアよりも寒さに強く、冬から春に掛けてのギフトに人気があります。
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