メキシカンスイートハーブ(シトリオードラ)の育て方

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メキシカンスイートハーブの基礎データ
メキシカンスイートハーブ
科名クマツヅラ科
属名イワダレソウ属
学名Lippia dulcis
別名シトリオードラ
耐寒マイナス4度〜0度
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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メキシカンスイートハーブとは?

メキシカンスイートハーブはクマツヅラ科イワダレソウ属の多年草宿根草)。葉っぱには砂糖の1000倍の甘さが含まれていて、煮詰めることでシロップを作ることもできます。

ヒメイワダレソウと同じイワダレソウ属(リッピア属)で繁殖力が強い。横へと地下茎をのばして増えますので、グランドカバーに適しています。夏に花が咲き、冬は霜に当たって地上部が枯れてしまいます。土が凍るような寒い地域では根も枯れますが、関東南部では戸外で越冬可能です。

地下茎で横に伸び、なかなかしぶとい性質で、他の植物を駆逐するほどの力があります。見た目が可愛いからだまされますわ。庭に植えるなら、他に大切な植物が無い場所にすること。また横に増えないように板やレンガで敷居を作って広がらないようにしたり、広がったら引っこ抜く勇気を持つこと。鉢植えが無難です。

水やり

メキシカンスイートハーブは過湿が苦手。水をやりすぎると腐ってしまいます。土が濡れているうちには水をやらないようにしましょう。水をやる前に土を触るように習慣づけておくといいです。

鉢植えにしたとき、冬は地上部が無くなってしまうので忘れがちだけど、冬に水をやらないと完全に乾ききって枯れてしまい、春になっても芽が出ない。土が乾いてから数日たってやるくらいに控えるけど、ちゃんと水をやってください。

庭植えにすると水やりは日照りでもない限りは不要。でも庭植えにすると他の植物を駆逐するかもしれないので、まずは鉢植えで育ててみてからがいいと思います。

肥料

春から秋に掛けて、肥料があればよく生育するが、無かったからといって枯れたり、生育が極端に悪いということもない。春から秋は一週間に一回程度液肥をやるか一カ月に一回緩効性肥料をやってください。

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植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

メキシカンスイートハーブの苗の植え付けは生育時期であれば真夏を避ければいつでもいいです。

ハーブ用の土か、一般的な花と野菜の培養度を利用します。土は選びませんが、極端に水はけが悪いと根が腐りますので気を付けてください。

種まき

メキシカンスイートハーブの発芽温度は15度〜25度で種まきは5月〜6月にします。ポットなどに栽培用土を入れて、種子をまき、土をかぶせずに、水をやりつつ、明るい日陰か室内の明るいところで管理していると1週間くらいで発芽します。発芽して葉っぱが4枚になったら庭植え・鉢植えにしていきます。

鉢植えの植え付けの手順

6号〜7号鉢に1苗か、すぐに大きくなるので最初から10号鉢に1苗を植えてもいいです。鉢の底の穴を鉢底穴でふさいで、その上に鉢底石(軽石)を2cm入れ、その上に用土を入れて、株を入れて隙間に土を入れます。最後にしっかりと水をやって完成です。
植える時に土をほぐすと根が広がりやすいです。

庭植えの植え付け

庭土を深さ20cmほど掘って、掘り出した土に腐葉土堆肥を2割〜3割入れ、元肥として緩効性化成肥料を入れ、用土とします。できれば1週間寝かせて馴染ませてから、株を植え付けます。株は30cmかそれ以上の株間を空けて植えてください。

管理場所・日当たり

日当たりの方がよく生育し花も多くなります。でも半日蔭でも十分育ちます。
5度以下で地上部が枯れます。地上部が枯れても根は生きていて、春に芽吹きますが、土が凍結すると根まで枯れるので、凍結する地域では庭植えにしないか、鉢植えにして凍結しないところに取り込みます。

特徴・由来・伝承

メキシカンスイートハーブはメキシコ原産のハーブ。クマツヅラ科である程度成長すると木質化します。葉っぱには砂糖の1000倍の甘さを持っています。そういう目的で植える人もいるらしい。ちなみにヒメイワダレソウでも葉っぱを噛むと甘いです。

シロップにするには葉っぱを収穫し、乾燥させてから、水で煮詰める。かなり面倒ですが、確かに甘くてカロリー減、糖分カット。葉っぱはすさまじい勢いで増えるので、いくら収穫しても大丈夫。
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