ロニセラ・レッドチップの育て方…ニティダの園芸品種
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スイカズラ科
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最終更新
2024-03-05
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ロニセラ・レッドチップの基礎データ
科名
スイカズラ科
属名
スイカズラ属
学名
Lonicera nitida 'RedTip'
別名
ロニセラニティダレッドチップ
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ロニセラ・レッドチップとは?
レッドチップは
スイカズラ科
スイカズラ
属(
ロニセラ
属=
ハニーサックル
)のニティダの
園芸品種
です。半常緑のツル性
低木
。ロニセラ・ニティダは草丈が低く1m程度で、耐寒性・耐陰性にすぐれています。日本どこでも生育します。よく密生するので生垣や
グランドカバー
に利用されます。その中でレッドチップは新芽が赤くなるのが特徴。花も咲きますが地味なので花より葉っぱを観賞するものです。
水やり
庭植えの水やり
ロニセラ・レッドチップは根が浅めで、強い乾燥には若干弱いですが、庭植えにして一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。ただし、あまりに乾燥する真夏などは様子を見て
水やり
をしてください。夏にあまりに乾燥すると生育が止まります。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は、一般的な水やりをしてください。土が乾いてから水をやります。土に触ってみて湿り気があるのなら水はやりません。大事なのはメリハリです。いつも濡れているようでは根が腐ってしまいます。水をやるときは鉢底から水が出てくるくらいにしっかりとやってください。
夏は高温で乾燥するので、朝と夕方の2回、しっかりと水をやってください。水やりが追いつかないなら、
半日陰
に移動させましょう。
肥料
肥料
は寒肥として12月〜2月のどこかで一回だけ緩効性肥料(化成肥料)をやります。春以降は肥料は不要です。
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植え付け・植えかえ
ロニセラ・レッドチップは生育時期の4月〜10月あたりの夏を避けた時期に植え替え・植え付けをします。真夏は乾燥で傷めやすいので避けましょう。
根が浅いので鉢植えでも庭植えでも生育に差が無い。
用土
用土
は一般的な花と野菜の
培養土
を使います。自作する場合は
赤玉土
6
腐葉土
4に化成肥料を入れたものを利用します。庭植えにする場合は、元の土に腐葉土か
堆肥
を追加し、
水はけ
が悪いならば川砂・
軽石
・
パーライト
などを入れて水はけをよくしましょう。
庭植え
植え付ける1週間前に深さ50cmほどの掘り返して、元の土に腐葉土か堆肥を2割〜3割ほど追加し、元肥として化成肥料を入れて混ぜておきます。粘土質で水はけが悪いならば川砂・軽石・パーライトなどを入れて水はけをよくしてください。用土を穴に半分戻して、株を入れて、土を隙間に入れていき、水をやって完成です。水極めをするといいです。
株同士は1m〜1.5m空けて植え付けます。ツル自体はからませれば4mほど伸びます。
挿木で増やす
7月〜8月にその年に出た新枝を7cm〜15cmほど切って、下葉を取り、
水揚げ
をします。水揚げとはコップに水を入れて、切り口を水につけて葉っぱの先まで水を行き渡らせる作業です。切り口はよく切れるナイフで斜めに切り、切り口に発根促進剤を塗って、挿し床に挿します。ビニールポットに赤玉土小粒単用を入れて挿し床にしましょう。あとは乾燥し切らないように水をやりつつ、明るい日陰で管理していると発根します。
発根したら鉢や庭に植え付けます。
管理場所・日当たり
ロニセラ・レッドチップは日当たりを好みますが、半日蔭でも問題なく育ちます。多少日蔭でも十分生育します。もともと花に期待するものではないので、日当たりは他の植物に譲ってもいいでしょう。
ロニセラの品種オーレアは夏の直射日光に
葉焼け
をする。
越冬
寒さには非常に強く、耐寒温度はマイナス20度ほどで北海道でも戸外での越冬が可能な植物です。防寒の必要もありません。
剪定
ハニーサックルに比べると繁殖力は弱いですが「木」としては、かなり生育の早い方です。多少
剪定
を強めにしたからといって枯れることはありません。邪魔な枝はサッサと切り落としてしまいましょう。
剪定適期は9月とか冬とされますが、別にいつでもいいです。邪魔なら切りましょう。それで枯れることはありません。
小さく低くしたい場合は、株下から20cm〜30cm程度にバッサリと切ってしまうと小さくまとめることもできます。大きくなっていい場合は、半分ほどの高さで切ってしまえば、枝が増えて密になります。
病気・害虫
ロニセラ・レッドチップは病
害虫
は少ない、頑健な植物ですが、
カイガラムシ
や
アブラムシ
といった植物だったら「なんでもつく」ものはやっぱりつきます。
オルトラン
・ベストガードなどで予防しましょう。
特徴・由来・伝承
レッドチップはロニセラの一品種です。ロニセラはスイカズラ科の植物でハニーサックルと同属となりますが、性質は似ていても、ガーデナーにとっては「キャラクター」が違います。
花が特徴的て甘い香りがあるツル性のハニーサックルに対して、葉っぱがメインで花は目立たないグランドカバーとしても利用される樹高の低い(1mほど)レッドチップも含むロニセラニティダ類はほぼ違うモノと考えた方がいいでしょう。どちらも常緑です。
ロニセラには斑入りのイエロービューティーもあります。
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