オブツーサの育て方
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最終更新
2024-01-20
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オブツーサの基礎データ
科名
ススキノキ科
属名
ハオルチア属
学名
Haworthia obtusa
別名
雫石
耐寒
マイナス5度〜0度
水やり
乾かし気味に
場所
日の当たる室内
難易度
中級者向け
オブツーサとは?
オブツーサは南アフリカ原産の
ユリ科
ハオルチア
属の
多肉植物
。
サボテン
のようなものです(サボテンよりは
アロエ
に近いか)。透明感があるというより、実際に透けて見える葉っぱ。それがプクプク。植物には思えない。
別名が雫石。こちらの方が売れそう。管理はサボテンと同じなので、軽い気持ちで購入するが、この透明のプクプクが徐々に萎んでいくので、悲しい――という人が多い。
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育て方自体はサボテンやハオルチアと同じ。水をやり過ぎないこと。春から秋は出来るだけ日に当てるが真夏は直射日光を避けること。冬は室内へ。以上を踏まえれば室内でも十分生育します(むしろ室内が適地なくらい)。
窓が特徴
透明に見えるのは水を溜めているからです。あの透明を維持するには「水」が必要です。しかし水をやりすぎれば
根腐れ
するというのが多肉の宿命。この「
水やり
の加減」がプクプクキラキラを維持するコツです。
最初に簡単なまとめ
●夏の直射日光が苦手。夏は
半日陰
か日陰へ。
●水やりは控えめに。
●葉っぱに水をかけない。土に注ぐ。
●冬は室内。暖房の風に当てない。
品種
レッドレンズオブツーサ
水やり
オブツーサの土が乾燥したら、水をしっかりとやります。水が鉢の底から染み出すくらいにしっかりとやってください。土の中にはオブツーサの根が出したゴミ、いわば排泄物のような物質もありますし、根は「新鮮な空気」を必要としています。ゴミと古い空気を押し出すために、水は大量かつしっかりと鉢底から染み出すくらいにやって、新しい空気を送り込んであげます。
●水は土に注いでください。上からかけない。葉っぱの間に水が残っていると、暖かい時期はいいですが、蒸発しきれずに腐って
病気
の元になります。
プクプクキラキラのコツ
水と日光が少ないとプクプクキラキラでは無くなってきます。日光も必要ですがこれは環境にもよるので、別項目に譲ります。問題は水やりです。オブツーサは水やりが多いとすぐに腐ってしまいます。いくらプクプクキラキラを維持したいからといっても、腐って枯れたら元も子もない。なのでコツとしては、【乾燥気味】→【潤沢】へと探って丁度いいポイントを自分なりに探る、ということしかないです。
ある程度多肉を育てたことがあるならば、水やりの頻度はなんとなく分かっているハズです。そういう人は萎まない頻度をなんとなく知っていますが、オブツーサが多肉初体験という人は、少々萎んでも乾燥気味管理からはじめましょう。
春の水やり
土が乾いてから、しっかりと鉢底から水が出るくらいに水をやります。表面的に乾いていても土の中に水が残っていると、根腐れします。鉢を持って重さで判断できると失敗が減ります。通常の2倍に薄めた液体
肥料
を水の代わりに2週間〜3週間に一回やりましょう。
夏の水やり
夏になり気温が上昇して夜中の気温が25度を超えると、オブツーサの元気が無くなり、水をやっても吸い上げる力が無くなっています。水は控えます。土がカラカラに乾いてから土を少し濡らす程度の水やりにします。肥料もやらないでください。
秋の水やり
春の水やりと同様です。春と同じで2倍に薄めた液体肥料を水の代わりにやってください。徐々に気温が下がってくるので最高気温が20度を切ったら水やりを控えていきます。
冬の水やり
冬は水をやりません(11月から2月)。もしくは土の表面を少し濡らす程度の水やりにしておきます。ドバドバとはしないようにします。もちろん肥料もやりません。3月にむけて水をやるようにしていきます。3月以降は春の水やりに。
植え付け・植えかえ
市販の多肉植物の
培養土
を利用します。植え替え時期は春。生育が早いものではないので、少々植え替えは3年に一回程度。土が劣化して
水はけ
が悪くなるのも植え替える理由。植え替えるときは一回り大きい鉢か、同じ大きさの鉢に植え替える。
管理場所・日当たり
春と秋の管理場所
生育に適した温度は15度から20度。春と秋は戸外の半日陰か日当たり。日光が不足すると調子を崩し、徒長して形が崩れるので、
葉焼け
しない程度には日光をしっかりと当てましょう。
春から秋は風通しの良い場所におきます。オブツーサは新鮮な風を欲しがります。風通しがいい、というのは空気がよどんでいない場所です。
風通しが良い、と書きましたが冷暖房の風は厳禁。あれは非常に乾燥していて植物には厳しいです。
空気が動いているといいのでサーキュレーターで風を動かしているといいです。
夏の管理場所
オブツーサは夏の直射日光と暑さに弱いので、注意してください。夏はとにかく涼しい場所。風通しが良くて、直射日光が当たらない場所。出窓に置く場合は、カーテンで遮光してあげないと、葉っぱが焼けます。
オブツーサが透明なのは日光を取り入れるため?なので、夏の直射日光を浴びたり、春に室内から急に戸外に出すと葉焼けを起こしてしまいます。春になったら戸外の日陰で二週間→半日陰で二週間→日当たりと移動していきます。
冬の管理場所
耐寒温度はマイナス5度〜0度で戸外でも越冬できますが、室内管理が無難です。冬は室内の日当たりです。冬もできるだけ日当たりで管理します。
病気・害虫
ハダニ
・
カイガラムシ
などが発生するかもしれないですが、それより水のやりすぎの方が問題です。
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