ヒラドツツジの基礎データ
科名 | ツツジ科 |
属名 | ツツジ属 |
学名 | Rhododendron × pulchrum |
耐寒 | 5度 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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ヒラドツツジ(平戸躑躅)とは?
ヒラドツツジ(平戸躑躅)はツツジ科ツツジ属の低木。育て方はツツジと同じですが、ちょっとだけ違う点は「寒さに若干弱い」こと。ツツジにはいろんな種類があって、寒さに強い品種もありますから、無理にヒラドツツジを寒い地域で育てるメリットは無いので、寒冷地の人は別のツツジを育てましょう。
別のツツジについてはツツジの種類・品種などについてのページを参考にしてください。
別のツツジについてはツツジの種類・品種などについてのページを参考にしてください。
水やり
庭植えの水やり
庭植えにした場合、根付いてしまえば水は自然雨だけで十分です。あまりに日照りが続くようならば水をやってください。
ただし、真夏(8月)に花芽ができ、この時期に水切れすると花芽がなくなり、翌年の開花が極端に少なくなります。夏に乾燥しないように庭植えでも水やりをしてください。
ただし、真夏(8月)に花芽ができ、この時期に水切れすると花芽がなくなり、翌年の開花が極端に少なくなります。夏に乾燥しないように庭植えでも水やりをしてください。
鉢植えの水やり
鉢植えにした場合は、水切れしやすいので、しっかりと水をやるようにします。ヒラドツツジはそもそも乾燥に強くありません。そのうえ水はけの良い土で植えていて、盆栽の場合は、鉢が浅いものを使いますから大変です。
春と秋は晴れたら毎日。夏は雨が降らない限りは毎日朝夕二回鉢の底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。冬は土の状態を見て判断します。
春と秋は晴れたら毎日。夏は雨が降らない限りは毎日朝夕二回鉢の底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。冬は土の状態を見て判断します。
肥料
2月に寒肥として油粕と骨粉か、化成肥料をやります。秋には同様にやります。
肥料をやるときは株元に置かず、離して置きます。ヒラドツツジは根が浅く、根に肥料が当たると根が傷んでしまいます。心配なときは土を少しはぐってみて、根が無いか確認します。
肥料をやるときは株元に置かず、離して置きます。ヒラドツツジは根が浅く、根に肥料が当たると根が傷んでしまいます。心配なときは土を少しはぐってみて、根が無いか確認します。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
植え替えは春(2月〜3月)か秋(9月〜10月)。もしくは開花後の5月〜6月。ただし、開花しているときは植え替え・植え付けは避けます。開花しているとき根をいじると枯れることがあります。
鉢植えは2年に一回は植え替えをします。
鉢植えは2年に一回は植え替えをします。
酸性土で
ツツジは酸性の土でないと枯れてしまいます。といっても植え付け時に鹿沼土を入れていれば、それで十分です。日本の土は雨の影響で弱酸性になりますが、それだけでは十分な酸性ではないですので必ず追加して酸性にします。
ただ、酸性を嫌う植物がいるものですから、ツツジを植える近くの土に石灰を混ぜて中和させることがあります。その影響でツツジの土が中和されるかもしれません。植える前に気をつけましょう。
ただ、酸性を嫌う植物がいるものですから、ツツジを植える近くの土に石灰を混ぜて中和させることがあります。その影響でツツジの土が中和されるかもしれません。植える前に気をつけましょう。
用土
サツキ・ツツジの専用培養土なるものがホームセンターにありますので、これを利用するのが一番簡単で安上がり。自作することも出来ますが、結局高くつきます。
自作する場合は赤玉土(細粒)、鹿沼土(細粒)、未調整ピートモス、バーミキュライトを4:2:3:1を混ぜてください。
自作する場合は赤玉土(細粒)、鹿沼土(細粒)、未調整ピートモス、バーミキュライトを4:2:3:1を混ぜてください。
庭植え
庭土を30cm〜40cmを掘り返し、土に未調整ピートモスを2割〜3割ほど足し、化成肥料を規定量入れて混ぜて用土とします。調整済みのピートモスは中和してあるので使わないでくださいね。
水はけが悪いようなら、鹿沼土小粒・川砂などを入れて調節してください。穴に半分の土を戻し、苗を配置します。最後にしっかりと水をやって完成です。
苗は深植えしないように、苗と地面が同じ高さになるように植えてください。深く植えると生育不良を起こします。
水はけが悪いようなら、鹿沼土小粒・川砂などを入れて調節してください。穴に半分の土を戻し、苗を配置します。最後にしっかりと水をやって完成です。
苗は深植えしないように、苗と地面が同じ高さになるように植えてください。深く植えると生育不良を起こします。
鉢植え
鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えの場合は古い土を3分の1ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。
植え替えの場合は古い土を3分の1ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。
管理場所・日当たり
半日陰でも育ちますが、基本は日当たりです。半日陰では花が少なくなります。ただ、真夏は暑さで弱るのと、水切れしやすいので、鉢植えの場合、夏だけは半日陰で管理がオススメです。
冬
ヒラドツツジは他のツツジより若干寒さに弱いです。寒冷地では冬に枯れてしまいます。寒冷地以外でも霜には当てないようにします。
霜に当たらない方がいいです。霜に当たって一発で枯れるわけじゃないですが、傷んで弱ってしまいます。
寒冷地で育てる場合はヒラドツツジじゃないツツジにしましょう。ツツジの他の種についてはツツジの種類・品種などについてを参考に。
霜に当たらない方がいいです。霜に当たって一発で枯れるわけじゃないですが、傷んで弱ってしまいます。
寒冷地で育てる場合はヒラドツツジじゃないツツジにしましょう。ツツジの他の種についてはツツジの種類・品種などについてを参考に。
剪定
花が終わったらすぐに…一週間か二週間ほどで剪定をします。ヒラドツツジは今年出た新しい枝に来年開花します。7月までに剪定するべき!と言いますが、6月でもすでに遅い。とにかく早く。それより後に剪定すると、花芽を落としてしまうことになります。開花が終わりかけくらいで剪定するといいです。
邪魔な太い枝を落とし、思い描く樹形のように刈り込みます。イラストのように全体を3センチほど刈り込むと、摘芯(=切り戻し)をしたようになって、脇芽が出て花芽が増えます。小さく仕立てたい場合はもっと深く刈り込みます。その場合は、枝だけの丸坊主になります。
邪魔な太い枝を落とし、思い描く樹形のように刈り込みます。イラストのように全体を3センチほど刈り込むと、摘芯(=切り戻し)をしたようになって、脇芽が出て花芽が増えます。小さく仕立てたい場合はもっと深く刈り込みます。その場合は、枝だけの丸坊主になります。
病気・害虫
ベニモンアオリンガ・イラガ・カイガラムシ・グンバイムシ・ロウムシ・ウドンコ病・炭そ病などが発生します。
ツツジ栽培ではベニモンアオリンガが問題になります。一旦、発生すると毎年発生し、ほぼほぼ花が咲かないこともあります。早めに対応しましょう。詳細はベニモンアオリンガ、ツツジ・サツキが咲かない理由と対処のページを参考にしてください。
ツツジ栽培ではベニモンアオリンガが問題になります。一旦、発生すると毎年発生し、ほぼほぼ花が咲かないこともあります。早めに対応しましょう。詳細はベニモンアオリンガ、ツツジ・サツキが咲かない理由と対処のページを参考にしてください。
特徴・由来・伝承
品種改良で沢山の品種があるツツジ科の植物。低木でよく開花する。花が大きい(10センチ)。長崎の平戸で多く栽培されていたのが名前の由来。
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