クルメツツジ(久留米躑躅)の育て方

クルメツツジ(久留米ツツジ)

クルメツツジ
科名ツツジ科
属名ツツジ属
学名Rhododendron Kurume Group
別名久留米ツツジ
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
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開花
植え
肥料
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目次

  1. 基礎データ(科属など)と目次
  2. クルメツツジ(久留米躑躅)とは?
  3. 水やり
  4. 肥料
  5. 植え付け・植えかえ
  6. 管理場所・日当たり
  7. 剪定
  8. 特徴・由来・伝承
  9. SNSボタン・関連記事
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クルメツツジ(久留米躑躅)とは?

クルメツツジ(久留米躑躅)とは?
文章の修正クルメツツジ(久留米躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の常緑低木。久留米藩の坂本元蔵によってサタツツジとヤマツツジ、ミヤマキリシマなどを交配させて作られた品種群のこと。花色は白〜ピンク〜赤〜赤紫と非常に多い。元々が日本に自生していた植物なので、日本で育てやすく、開花の姿は圧巻。しかも剪定に強く、小さく仕立てられます。

室内向けに作られた品種とされ、室内で鑑賞することもできますが、日光を好むので、庭植えが適しています。
樹高1m
クルメツツジ苗
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水やり

庭植えの水やり

水やり
文章の修正庭植えにした場合は、日照りにならない限りは、水やりは必要ないです。でも7月8月は乾燥する上に、花芽を作る時期で水を欲しがります。この時期は水切れしないように庭植えでも水やりをしましょう。

鉢植えの水やり

文章の修正鉢植えの場合は、水はけの良い土を使う上に、クルメツツジが乾燥に弱い体質なので、水切れが置きやすいです。春と秋は晴れたら水やり、夏は雨が降らない限りは毎日朝夕の二回水やり、冬は土の状態を見て水やりをします。

肥料

肥料
文章の修正寒肥として油粕+骨粉か化成肥料を2月に。秋(9月)にも同様にやります。クルメツツジは根が浅い場所に広がっていて、株元に置くと肥料が根に当たって「肥料焼け」を起こします。株元から離して置いてください。

植え付け・植えかえ

時期

文章の修正植え付け・植え替えは2月〜3月か、秋(9月〜10月)に行います。

春に開花した苗が出回りますので、これを植えることが多いですが、開花中は植え付けないようにします。

移植にも強く、一旦植えたあとに移動させることも可能。成長して株間が狭くなったから株間を広くして植え替えるなんてことも出来ます。

用土

文章の修正ツツジは「酸性土壌」を好みます。土が酸性ではなくなると、土中の栄養を吸収できなくなり枯れてしまいます。そこで土を酸性にするために「鹿沼土」を土に混ぜます。鹿沼土は強酸性です。

鉢植えにする場合はツツジ・サツキ専用培養土が販売しているのでコレを使うのが無難。自作する場合は赤玉土(細粒)、鹿沼土(細粒)、ピートモスバーミキュライトを4:2:3:1を混ぜてください。
ツツジ用土
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庭植え

文章の修正庭土を30cm〜40cmを掘り返し、土に未調整ピートモスを2割〜3割ほど足し、化成肥料を規定量入れて混ぜて用土とします。水はけが悪いようなら、鹿沼土小粒・川砂などを入れて調節してください。穴に半分の土を戻し、苗を配置します。最後にしっかりと水をやって完成です。

クルメツツジは根で呼吸しています。なので株元の土をちょっとはぐると根が見えるくらいが普通です。ここに土を被せても結局根が上へと上がってきます。沢山土を被せると窒息して枯れます。

苗を植えるときは深く植えないようにします。
ピートモス
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鉢植え

文章の修正鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石軽石)を2cmから3cmほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えの場合は古い土を3分の1ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。

管理場所・日当たり

管理場所・日当たり
文章の修正基本は日当たりを好みますが、半日陰でも開花します。そうはいっても、さすがに半日陰だと花付が悪いです。日当たりがあるならそちらで育てましょう。

文章の修正真夏の直射日光にはさすがに元気がなくなってしまいますし、鉢植えの場合は水切れがおきやすくなるので、真夏は半日陰で管理します。庭植えにした場合は、枯れるほどではないので、諦めます。
夏の乾燥でしおれがちです。庭植えの場合は、株元に腐葉土やワラでマルチングをして乾燥を防ぎます。マルチングをして、水やりをシッカリとやれば日向でも水切れはしないです。

文章の修正耐寒温度はマイナス10度〜15度と寒さには強いのですが、霜柱で根が持ち上がると根が傷んで枯れることがあるので、冬は防寒のためのマルチングをします。

剪定

剪定
文章の修正ツツジは翌年の花芽を開花後の夏に形成します。ということは5月から6月が、翌年の花に影響しない剪定のチャンスです。剪定は全体を外側から3センチほど、ほとんど丸坊主に刈り込んでもOK。むしろ、しっかり刈り込むことで脇芽が増えて翌年の花芽が増えますし、風通しがよくなって病害虫の予防にもなります。

剪定は何年かに一回でいいです。
6月の下旬には花芽を作り始める。剪定は早めにする。というか、開花が一段落したら、全体を刈り込むくらいの早めの剪定がよい。

特徴・由来・伝承

文章の修正ヤマツツジとサタツツジ(佐田ツツジ)やミヤマキリシマの交配品種。サタツツジが小輪多花でその性質を受け継いでいる。

クルメツツジはヒラドツツジと並んで品種改良が多く、花色が多い。花の時期は葉っぱが見えなくなるくらいに開花するのでインパクトがあります。

ツツジで最も流通しているのがオオムラサキツツジ(単にオオムラサキという場合も)ですが、クルメツツジは小輪でオオムラサキツツジは大輪と見分けはつきやすいです。育て方はみんな同じなので、ツツジを参考にしてください。

サツキは開花時期が5月以降と他のツツジとは開花時期が違う。
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