タニワタリの木(人工衛星の木、谷渡りの木、ボタンブッシュ)

科名 | アカネ科 |
属名 | タニワタリノキ属 |
学名 | Adina pilulifera |
別名 | 人工衛星の木、谷渡りの木、ボタンブッシュ |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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タニワタリの木とは?

新芽の先に花が咲きますので、春先・秋などに剪定することで、脇芽を増やし、花が沢山咲くようになります。
ほとんど見た目が同じのアカネ科のアメリカヤマタマガサ(Cephalanthus occidentalis)のケファランサス・ムーンライトファンタジーは寒さに強く、北海道でも自生するので、本州以北ではこれを栽培するといいです。
樹高鉢植えなら30cmから1m、地植えだと5m
水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、それでも夏は乾燥で水切れを起こすので、他の水やりのついでにやるか、様子を見て水やりをしましょう。
夏の水やり

冬の水やり
タニワタリの木は冬は寒さで落葉し、生育が止まっているので水やりは控えめにする。水やりを控えめにすることで耐寒性があがり、寒さに強くなる。鉢植えの場合は土が乾いて数日経って水をやる程度にする。冬は枯れ木状態なので、たまに水やりする程度ですが、断水はしないでください。庭植えの場合は、自然に降る雨でいいです。
肥料
寒肥として2月、開花前(6月)と開花後(9月)に化成肥料・油粕を少々あげます。植え付け・植えかえ
時期・頻度
植え付けは生育しやすい温度(15度〜25度)の春か秋に行います。苗
たまーにホームセンターで見かける。あとは道の駅とか。どうにもほしいならネットで買ったほうが早い。ただ、タニワタリの木はホームセンターなどで偶然見て「一目惚れ」で買う人がほとんどだと思う。そのくらいインパクトのある花だから。用土

鉢植え

鉢の底の穴に網をしいてその上に軽石を3センチほど敷き、その上に用土を入れて株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
鉢なら現在の株より一回り大きな鉢を用意して、根を崩さないでスポッと抜いて、スポット入れて隙間に土を入れるようにします。根が傷つくと回復が遅くなります。真冬は植え替えを控えます。
プランターに植える場合は苗二つか三つ。根の張りを考えると二つにしておいた方が良い。
庭植え

基本的に移植不可で、植え付けた後は移動できないので、植え付ける場所はよく考えましょう。
管理場所・日当たり
日本では宮崎から沖縄にかけて見られる。つまり自生しているので、その地域では一年中、戸外でも育ちます。宮崎より北では無理。必ず鉢植えにして冬は室内に取り込む。春から秋
日当たりを好みますが、真夏の直射日光には若干弱いので、真夏は半日陰に移動させてください。春と秋はできれば戸外の日当たり、もしくは戸外の半日陰で管理します。夏の日当たりでは蒸発が激しいから乾燥に弱いタニワタリの木ではキツイ。
越冬

耐寒温度は5度、熱帯の植物にしては寒さに強い方です。
剪定・切り戻し
花後の剪定
6月〜7月あたりに花が一段落して、咲いた枝を10cmほど残すように切り戻すと脇芽が出て、涼しくなってから開花する。花が増えるので、是非切り戻ししたい。秋の剪定・春の剪定

秋にしなかった人は春にやってください。
特徴・由来・伝承
屋久島原産の珍しい常緑低木。九州南部から南西諸島にかけて分布しています。非耐寒性で、寒さにあたると落葉しますが、枯れてなければ春に新芽がふきます。鉢植えだと樹高は30センチから1m。庭植えだともっと大きくなります。よく分枝します。タニワタリといってもシダの仲間ではないです。
最後に…
ほとんど同じ見た目のアメリカタニワタリノキならもっと寒さに強く、耐寒温度マイナス10度です(タニワタリの木は耐寒温度5度)。中間地〜寒冷地はアメリカタニワタリノキがいいです。詳細は以下のページを参考にしてください。スポンサーリンク