ポポラス(シルバーダラー・ハートリーフユーカリ)

科名 | フトモモ科 |
属名 | ユーカリ属 |
学名 | Eucalyptus polyanthemos |
別名 | シルバーダラー・ハートリーフユーカリ |
耐寒 | マイナス6度 |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
目次
スポンサーリンク
ポポラスの特徴は?

よく新芽が出るので、いつ剪定してもいくらでも出てきます。
樹高自生地では20m
水やり
庭植え・地植えの水やり

鉢植えの水やり

ポポラスは乾燥に強いか弱いか

室内のクーラー・暖房による室内の乾燥、冬は戸外で管理している場合は寒風による乾燥で思ったより乾燥に弱いです。ポポラスは寒さに強いのに、冬の戸外に置いていると気がついたら葉っぱがカラカラになって枯れているなんてことが良くあるんですね。
●暖房・クーラーが直接当たる場所に置かない。室内で管理する場合は…冬は特に加湿器をかける。
●冬に戸外で管理する場合は、寒風が当たらないようにする。もしくは株元にバークチップ(=木の破片)を敷いて乾燥を防ぐ。ただし被せすぎると蒸れて根腐れしやすくなる。
●水やりを頻繁にするようにするのが理想。
●冬に戸外で管理する場合は、寒風が当たらないようにする。もしくは株元にバークチップ(=木の破片)を敷いて乾燥を防ぐ。ただし被せすぎると蒸れて根腐れしやすくなる。
●水やりを頻繁にするようにするのが理想。
肥料
春(3月〜4月)と秋(10月)に根元に緩効性肥料をやります。肥料をやらないからといって、枯れることもないです。肥料が多いと大きく、早く育つので、大きくなってほしくないときは控えましょう。植え付け・植えかえ
鉢植えにすることもありますが、生育が旺盛で、鉢植えではすぐに根づまりを起こします。庭植えが好ましいです。ただ、庭植えだと大きくなりやすいので、剪定して小さくまとめるようにします。時期・頻度
植え付け時期は秋(10月)から冬(3月)。それ以外の時期に植え替えをすると、根が傷んで枯れてしまいます。冬が一番適期です(厳寒期を除く)。苗は秋に出回りますのでコレを購入して植え付けをします。鉢植えにしていて、鉢底から根が出ていたら植え替えをします。一回り大きな鉢を用意し、土を崩さずに植え付けをします。毎年か2年に一回植え替えをします。
用土

●水はけのよい土を好むのですが、幼苗のうちは水切れすると枯れてしまいますので、水やりに注意してください。
●庭の土を掘り返したときに水が染み出すならば、植え付けは向いていません。いずれ根腐れを起こします。
●少々水はけが悪い程度ならば、赤玉土や桐生砂などを混ぜて水はけをよくすれば、植えることも可能です。
●庭の土を掘り返したときに水が染み出すならば、植え付けは向いていません。いずれ根腐れを起こします。
●少々水はけが悪い程度ならば、赤玉土や桐生砂などを混ぜて水はけをよくすれば、植えることも可能です。
庭植え

深さ20cm直径30cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を1割ほど入れて、化成肥料も入れて、よく混ぜて用土とします。水ハケが悪い場合は川砂や赤玉土をなどを混ぜて植え付けします。深植えせず、株の地際に合わせて植え付けをします。最後に水をやって完成です。
株が不安定な場合は支柱を立ててあげます。
鉢植え

素焼き鉢よりプラ鉢の方が水切れを予防できます。
植え替え直後の一週間ほどは日陰で管理して養生するといいです。
●樹木は根土地上部の枝葉が対応していて、根を張る面積が多いと地上部が増える。よって鉢植えにすると大きくならない。中でもユーカリ類は根と地上部の割合が1:1に近く、鉢植えの大きさに対して地上部が小さく見えて、とても不格好になる。
●庭植えにすると際限なく大きくなるのはこのため。
●庭植えにすると際限なく大きくなるのはこのため。
管理場所・日当たり

ポポラスは耐陰性もあり、多少、半日陰でも大丈夫で、室内で育てることも可能。ただ、寒さに強くて、葉焼けもしないのですから、戸外の日当たりで育てて、何かの植物の日よけ・霜よけにするといいでしょう(ただし庭植えにすると大きくなりすぎる)。
●ユーカリの仲間なのですが、匂いはそれほどでもない。葉っぱを切ったり揉んだりしなければ匂いは多少する程度。室内で育てるのに向いています。
夏
暑さにはなんら問題はありません。直射日光に葉焼けすることもありますが、ちゃんと生育してればなりません。葉焼けするなら半日陰に移動させたり、遮光しましょう。ただ、あまりの高温・乾燥で水切れをすることがありますので、庭植えも鉢植えも水やりをしっかりしましょう。
越冬
耐寒温度はマイナス6度…とされるが、もう少し寒さに弱いよう。寒冷地では鉢植えにして冬は室内に取り込む必要があります。寒さに当たると紅葉する(赤黒くなって枯れたみたいになる)。紅葉するが、落葉せず、そのままで春になり、気温が上昇すると緑に戻るのでそのまま放置しておきます。
育っても神奈川県の海岸でも何年かに一回の寒波で戸外では枯れることがある。強い寒さに当たると白く変色して枯れ込みます。完全に枯れていなければ春にまた、芽吹くのでそのまま管理を継続しましょう。
横風に弱い
ユーカリは地上部に対して根が浅く、強風に弱い傾向があります。大きく育っても支柱が必要です。数メートルまで育ち、生育速度も早く、庭植えすると管理が大変。その上で強風に弱いのです。管理できる程度の大きさの時はいいんですよ。風に揺れるポポラスは素敵ですから。手に余った時のどうしようもない感じがヤバイので、庭植えは覚悟を持って植えるか、そもそも植えない。
巨木になる。自生地では20m〜25m。日本の庭に植える限りはそこまで大きくならないが、強風があるので3m4mでもやばい。庭植えは勧めない。もしくは丈が大きくならないように必ず剪定すること。せいぜい1mくらいに抑えたい。
その代わり、根が細いので建築物の基礎に悪影響を及ぼすことはない。
剪定
理想としては春(3月から5月)、9月のどちらかで剪定をします。まー、いつ剪定しも大した差はないです。剪定は枝の先を切り(摘芯)、邪魔な枝をさばいて、内部まで風が通るようにします。また、傷んでる葉っぱを落としましょう。ポポラスを庭植えしている場合、一番上の先を切ることで小さくまとめることが出来ますので必ず定期的に芯止めして小さくまとめるようにします。
コピシング
庭植えにしていて、地上部が大きくなりすぎたら、株元50cm残して、バッサリと刈り込みます。刈り込むというか伐採に近い。バッサリ切ると根元から新芽が出てきます。鉢植えの剪定
ユーカリ・ポポラスは根が鉢にいっぱいになると地上部の生育が止まります。そのままだと新芽が出ないで枯れます。根の量=地上部の量だからです。生育が止まって元気がなくなるので、地上部を刈り込んでやると、新芽が出てきます。半分くらいに刈り込むといいです。病気・害虫
斑点病水はけが悪い、風通しが悪い、水のやりすぎ、その他の原因で雑菌が繁殖して、斑点が出て弱ります。病変部分を取り除き、環境を改善することで改善します。殺菌剤をまくとよいですが、それよりも環境改善が優先です。
クロロシス
微量成分(鉄など)が不足すると、斑点が出て色が抜けるクロロシスが起きる。クロロシスがおきると弱り、弱ると他の病気にもかかりやすくなります。対応した薬剤を撒くとよい。
ウドンコ病
白い粉を吹くカビで、乾燥すると発生しやすいです。株が健康だと発症しても、治療することもあるので、一番大事なのは「健康にすること」で、やっぱり環境を見直すことが大事です。病変部分を取り除き、対応する殺菌剤を散布するといいです。
ハダニ
高温・乾燥時期に発生しやすいです。弱っていくので、早め駆除剤を散布しましょう。
コガネムシ
コガネムシの幼虫が根を食べて、枯らすことがあります。鉢の中に2匹いれば枯れるので、植え替えの際によく観察して取り除きます。前もってオルトラン粒剤を撒いておくことでコガネムシの幼虫を予防するといいです。
その他の病害虫についてと、より詳細な内容は
を参考にしてください。
特徴・由来・伝承
葉っぱがハート型。他のユーカリが、シャツの襟みたいにつくのに、ポポラスは普通の木のように葉っぱが生えます。それでもユーカリ独特の色合いと香りで、人気者です。育て方はユーカリと同じです。通常のユーカリよりも見た目が涼しく、風にユラユラと揺れます。情緒があります。
スポンサーリンク