アラレアの育て方

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アラレアの基礎データ
アラレア
科名ウコギ科
属名プレランドラ属
学名Plerandra elegantissima
別名モミジバアラリア・ノコギリヤツデ・孔雀木
耐寒5度
水やり水控え目
場所日の当たる室内
難易度中級者向け
画像投稿
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植え
肥料
剪定
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アラレア(ディジゴセカ)の特徴は?

アラレアはニューカレドニアに自生するウコギ科プレランドラ属の常緑高木。以前はアラレア属→ディジゴセカ属→シェフレラ属→現在はプレランドラ属と変遷していて、現在でも流通名は曖昧です。一般にアラレアやディジゴセカとして流通しているのはプレランドラ・エレガンティシマです。

観葉植物としては耐寒温度は5度と寒さには強いほうで、室内で管理する限りは越冬は簡単。それに対陰性があって、少々の日陰くらいなら枯れることはありません。
樹高8m…鉢植えにした場合は1.5m前後におさまります。
アラレア
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水やり

観葉植物の水やりの一般的な頻度で行います。基本は鉢植えの土が乾いていたら…です。土が濡れているうちに頻繁に水をやっていると簡単に根が腐って枯れてしまいます。水をやるときは鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。受け皿に溜まっている水は捨ててください。

アラレアは乾燥に強い方で、水切れより水のやりすぎで枯れる方が多いです。乾燥気味に水やりがコツです。

葉水

生育のために葉水をしたほうがよいです。葉水は霧吹きで葉っぱに水を掛けること。夏に葉水をするとよく生育します。もしくはホコリ取りを兼ねて、葉っぱを濡らしたティッシュや布で拭いてもいいです。

葉裏に葉水をするとハダニ予防にもなります。

冬の水やりは?

アラレアは気温が下がると、生育が鈍くなります。なので冬は水を控えてください。土が乾いてから数日たって水をやる程度です。

水やりを控えるのは、根腐れを避ける目的もありますが、水やりを控えることで、アレラアの内部の水分が減り、濃度が高まって寒さにも強くなりますので防寒のためにも控えましょう。できれば、土壌水分計で計測してから水やりの判断をするとよいです。

水やりの量は他の季節と同様に、鉢底から水が染み出すくらいやりましょう。
土壌水分計
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肥料

真夏を除く春から秋にかけて、液体肥料を二週に一回か、緩効性肥料を一ヶ月に一回あげます。よく生育するのですが、生育するとアラレアの葉っぱが徐々に太くなって、「かわいくない」です。肥料を控えるのも手です。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

根詰まりを起こすと、水切れがおきやすくなったり、下葉から枯れこんできます。そこで二年に一回は植え替えをします。植え替えの時期は5月前後が適していますが、根詰まりの症状が出ているときは、冬以外であれば、すぐに植え替えをします。

用土

用土は観葉植物の土か、赤玉土7酸度調整済みピートモス3を混ぜたものを使います。腐葉土は臭いので入れないようにします。

鉢植えの植え替えの手順は?

鉢から抜いて、株から土を半分ほど落としておきます。根の負担を減らすため葉っぱを少し…全体の4分の1〜3分の1を刈り込みます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に新しい用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
土の上に化粧砂やバークなどを敷くと格好がよく、コバエの発生を防げます。ただ土が見えず、乾いているかどうかわからず、水やりをミスりやすいので、自信がない場合はやめておきましょう。もしくは土壌水分計で計測して判断します。

管理場所・日当たり

アラレアは基本的に日当たりを好みます。なので春と秋は戸外で日光に当ててもかまいませんが、耐陰性もあり、多少の日陰でも枯れることはないので、室内の明るいところで管理しましょう。
耐陰性があるといっても、ずっと日陰では枯れてしまいます。室内の日当たりに移動させましょう。

夏の管理場所

真夏の直射日光には葉焼けしてしまいますので、真夏は室内でレースのカーテン越しに日光を当てるか、戸外の半日陰〜明るい日陰で管理します。特に水切れすると葉焼けしやすいので、水切れしないように水やりをしましょう。

冬の管理場所

冬は霜にあたると枯れてしまうので、室内で管理します。秋まで戸外で管理しているなら最低気温が10度を切ったら早めに室内に取り込みましょう。

寒さにあたって落葉することもありますが、それでも水やりをして管理していると春に芽吹いて回復することが多いです。あきらめないで管理しておきましょう。

頻繁に場所を変えない

アラレアは温度変化が激しいと葉っぱが落ちる傾向があります。急に暖かいところから寒いところに場所を変えると、落ちます。徐々にアラレアが環境になれて葉が落ちなくなるので、頻繁に場所を変えないようにします。最低でも2週間は移動させないようにしましょう。
朝晩の温度変化が激しい場所…出窓など…はおかないようにしてください。

冷暖房の風に注意

冷暖房の風は非常に乾燥していて、この乾燥した風に当たると葉っぱが落ちます。冷暖房の風が直接当たる場所は避けてください。直撃を避けて、霧吹きで葉っぱに水をかけて乾燥を防ぎましょう。

剪定

アラレアは大きく生育してくると、葉っぱが太くなり、最初のかわいさがなくなってきます。そこで、摘芯切り戻しをすることで、新芽を出させます。

全体的に切り戻しをします。半分ほどの高さまで刈ってしまっても枯れることはありません。切り戻しは5月ごろが適期です。5月であれば高温時期にダメージを取り戻して回復します。もしくは生育が終わる9月ごろに軽く剪定します。

挿し木で更新

何かの原因で枯れることもあります。そんなときは挿し木で更新に挑戦してください。枝を切って土に挿していると簡単に根が出ます。挿し木するものは葉っぱが付いているものを選び、土に埋まる部分の葉っぱは取ります。葉っぱは3枚か4枚で十分です。

ポットやトレイに、赤玉土小粒単用か挿木用土を入れ、ここに挿木をさして、明るい日陰で乾燥しないように水やりをしていると発根します。発根したら、用土で鉢に植え替えましょう。
葉っぱの先が茶色く枯れているのは、根が水を吸い上げきれていないからです。根に問題があることが多いです。根腐れ・根詰まりを疑いましょう。根が枯死しても、地上部の枝が生きているなら挿木はできます。

病気・害虫

ハダニ
乾燥すると発生する小さなダニの仲間で葉っぱの裏に潜んで汁を吸っています。たくさん発生すると枯れることもあります。クモの仲間でもあるので、小さな糸が絡んでいたらハダニがいると思ってください。葉っぱに霧吹きで水をかけることで予防できるので、潜んでいる葉裏にも水をかけるといいです。もしくは浸透性薬剤(オルトランなど)を前もって使っておくか、発生後に薬剤で駆除します。
ハダニ 薬剤
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オルトラン粒剤
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アブラムシ
茎や葉にくっついて汁を吸う虫で、特に新芽にたかり、新芽が変形してしまい生育不良を起こすことがあります。風通しが悪いと発生しやすいです。前もって浸透性薬剤(オルトラン)を使っておくか、発生後に対応の薬剤で駆除します。排泄物にスス病が発生したり、ウィルス病を感染させることがあります。
アブラムシ 薬剤
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カイガラムシ
蝋に覆われた虫で、内部で動かずに汁を吸っています。少量であれば、歯ブラシなどで削ぎ落とせば、動けないのでそのまま死んでしまいます。幼虫時期は蝋に覆われておらず、薬剤が効くのですが、蝋に覆われた成虫は薬剤が効かないので、薬剤を散布する場合は2週間おきに三回以上散布しないとなかなか駆除は難しい。浸透性薬剤(オルトランなど)を使っておくといいです。
カイガラムシ 薬剤
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ナメクジ
ナメクジは湿度の高い時期になると発生して葉っぱを食害します。室内で管理しているとあまり見かけませんが、戸外で管理すると発生しやすいです。葉っぱにヌラヌラとした跡が見られるならナメクジが発生しています。春から誘因駆除剤を何度か散布しておくと発生はかなり抑えられます。
ナメクジ 誘引駆除剤
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バッタ
戸外で管理すると食害されます。バッタは近くの雑草に普段は潜んでいて、そこから食べにきますので、雑草を刈っておくとかなり発生は抑えられます。

特徴・由来・伝承

ぎざぎざの葉っぱの観葉植物。オーストラリアの南東バヌアツのニューヘブリデス諸島が原産。観葉植物としてよく出回っています。葉っぱが細くて涼しげですが、葉っぱの色が濃いので、好みは分かれるみたいです。
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