アカシデの育て方

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アカシデの基礎データ

アカシデ
科名
カバノキ科
属名
クマシデ属
学名
Carpinus laxiflora
別名
コシデ、シデノキ、ソロノキ、コソロ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
アカシデの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

アカシデとは?

アカシデはカバノキ科クマシデ属の落葉樹。北海道〜九州に自生しています。雌雄同株で雌雄異花、一本で花が咲き、種子が出来ます。樹高は10m前後。春、赤い新芽が出ると同時に花が咲き始めます。その後、種子が出来ます。そして秋には寒さにあたって紅葉します。

花も綺麗ですが、アカシデの魅力は新芽と紅葉と落葉と花…という四季を感じられるところ。葉っぱの形はケヤキに似ています。シンボルツリーとして人気があります。盆栽ではソロと呼ばれ、「ソロ」という名前の方が一般的かもしれません。セミが来ます。夏にうるさいかも。
樹高10m
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アカシデとイヌシデの違い

イヌシデはアカシデに比べると、葉が小さく、赤みがなく、葉の表面に少し毛が生えています。ちなみに盆栽業界ではアカシデは「アカソロ」、イヌシデは「シロソロ」と呼ばれています。

水やり

根付くまでしっかりと水をやります。一旦根付いてしまえば、あとは自然雨だけで十分生育します。

肥料

肥料は二月に寒肥として根元に堆肥や化学肥料をすきこんであげます。無かったとしても枯れることはありません。肥料が多いと生育がよくなって、管理しきれなくなるかもしれないので、必要でないならやらないでいいです。

植え付け

時期

植え付けは落葉時期の11月〜2月。新芽が動き始めてから植え付けをすると、枯れることがあります。苗はホームセンターなどで売られていることもありますが、基本的に見かけないので、ネットショップで買うといいでしょう。個体差があって、葉の大きさが違ったり、紅葉の色合いが違ったりしますが、気にしないでください。

庭植えの植え付けの手順

根鉢より一回り大きな穴を掘って、小石を取ります。アカシデは根がデリケートで、石が残っているのに植えると根が傷ついて生育不良を起こすことがあります。掘り出した土に軽石ではなく、腐葉土やバーク堆肥を2割〜3割ほど混ぜて、水はけ・通気性をよくしてから植え付けます。

根に麻布が巻いてあるときは外しても、そのままでもいいです。根にナイロン紐や針金が巻いてある場合は、外してください。

穴を掘ったときに水が染み出したら、その場所は「水はけが悪い」です。根腐れを起こしますので、植えないでください。

管理場所・日当たり

日当たりか半日陰の乾燥した場所が適しています。他の植物のために、夏にアカシデの根元に半日陰を作るために植えてもOK。大きくなるのでそれなりの広い場所に植えるようにしましょう。

剪定

アカシデは自然樹形を楽しむもので、剪定するのは、大きさを抑える程度と、邪魔な枝を落としたり、密になった内側の枝を落として風通しを良くするくらい。

大きくならないように細い枝を剪定していても、10mくらいになるので、小さく仕立てたい場合は、太い枝も落とします。
高さを抑える剪定は芯止めのページを参考にしてください。

特徴・由来・伝承

北海道南部から九州で時勢する落葉高木。生育すると15mほどになります。アカシデの「赤」は、樹皮・若い枝・冬芽などが赤い(もしくは赤みを帯びている)ことと秋の紅葉から。「シデ」は神社の注連縄にぶら下がる白い稲妻型の紙のことです。花がシデに似ているため。

花後に種子ができます。種子には翼がついていて、風によって広がっていきます。

アカシデは家具材や建材に利用されたり、薪にも利用されたようで、名前が多いのはアカシデが日本人の生活に強く関わっていたためと思われます。

まとめ

アカシデは庭木として、盆栽にしても季節を感じられる人気の植物です。ただ、庭植えすると大きすぎるので、もう少し小さいものを検討に入れてもいいと思いますよ。

低木シンボルツリーのページにまとめてあるので参考にしてみてください。
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