ハイドロカルチャーで必要なもの・資材

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ハイドロカルチャーで必要なもの

基本的なものとして、器(ガラスでも鉢でも)、植える苗、ミリオンA・ゼオライト、ハイドロボールがあればハイドロカルチャーは作れます。ここに液体肥料の代わりにイオン交換樹脂栄養剤があるといいです。

このページではハイドロカルチャーで使われる資材をこまかく解説・紹介しています。
ハイドロカルチャーについては
適した植物については
を、
具体的な植え付け手順については
を参考にしてください。

最低限必要なもの

ハイドロボール

ハイドロボール(ハイドロコーン・レカトン・発泡煉石)は粘土を1000度の高熱で焼いて発泡させたもので、粒にたくさんの穴があり、ここに空気をためるので、根によいです。無菌・清潔。洗って、繰り返して使えます。レカトンというのが正式な名前で、後の名前は販売の際にわかりやすいように名づけものか商品名です。

ハイドロボールの解説では、ゼオライトは必要ないとあるが、ゼオライトはあった方がいい。ただ、後に洗って繰り返して使うことを考えると、使わず再利用する方がいいです。
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ミリオンAかゼオライト

ミリオンAは根腐れ防止剤+植物に必要な微量元素入り。ゼオライトは根腐れ防止。どちらかを入れます。最初に器にこれを入れてから、ハイドロコーンなどを入れていきます。入れる量は器の底が見えなくなる程度。これがないと始まらないです。

ミリオンAの効果は大体一年くらいは持つ。後から追加する場合は、上から振り掛ける。でも見た目が悪いので、植え替えをすることになります。
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意外と重要なポイントです。土を室内で使いたくないからこそのハイドロカルチャー。土植えの植物の根を水洗いして土を落とすより、最初から水耕栽培(またはそれに近い栽培法)の苗を使えば清潔ですし手間もかかりません。また、根を傷める心配が減りますし、水栽培から水栽培に植え替えたほうが植物にとっても負担が少ないです。具体例では、オアシス苗(フローラルフォームとも呼ばれる吸水スポンジに植わった苗)を買ってきたり、既に小さい容器でハイドロカルチャーになっている苗を買ってきたり、水栽培で挿し木した苗を使ったりします。土植えの苗よりハイドロカルチャー用の苗は多少高い場合もあるのですが、土植えの苗より断然、その後の枯れにくさと容器内の汚れ方が違います。初めてのハイドロカルチャーの場合、多少お値段はしてもハイドロカルチャー用の苗のコーナーの中で苗を探す、あるいはすでに完成品になっているハイドロカルチャーの鉢を買うのがおすすめです。
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向いてる植物の一覧は以下のページを参考に。

一般的にはガラス器を使いますが、ガラス器は日光が通り、苔・藻が発生しやすく、発生すると汚く見えます。ですが、ガラス器じゃないと、ハイドロボールが見えず、オシャレじゃないので、結局ガラス器になりがち。

ガラス器ではないものでハイドロカルチャーをする場合は水位計をつけないと水やりのタイミングがわからないです。

あるといいもの

イオン交換樹脂栄養剤

肥料があると生育するのですが、液体肥料を入れると苔・藻がついて汚くなるので、液体肥料の代わりに、イオン交換樹脂栄養剤を植え付けの際にハイドロボールと一緒に入れます。イオン交換樹脂栄養剤は肥料である上に、老廃物を吸着し、根腐れを防止します。
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水位計

容器内の水位を視覚化してくれる道具。エンピツくらいの太さの管の中に浮きが入っていて、水位が上がると浮きと連動して目印も上のほうに上がるという仕組み。目印と浮きと水位が直結しているので、容器の深さに応じた長さの水位計を使うのがミソ。

中が見えない容器なら、水位計があったほうが安心。ただ、「水位が下がったから水を即やればよい」かどうかは植物の種類や季節・状態にもよります。「水位が下がった後そこから更に数日経ってから水をあげたほうがよい」ような植物もありますし、冬の間極端に水を控えるといったような植物もあるからです。透明な容器だと水位計は不要です。
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液体肥料

液体肥料をやると、葉が綺麗になり、よく生育するが、ガラス器だと苔・藻が生えて汚くなってしまう。なので液体肥料ではなく、イオン交換樹脂栄養剤をやるといいです。もしくはハイドロ用の液体肥料をやるか、植物は葉っぱからも肥料成分を吸収できるので、液体肥料を葉っぱに霧吹きで吹きかけるか、塗るといいです
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ゼオライト

ゼオライトは粘土鉱物で、アルミニウムの酸化物。通気性があり、ミリオンAと同様に根腐れを予防できるので、ハイドロカルチャーの底に入れて、水腐れを予防したり、ハイドロボールの代わりにゼオライトだけで植える。ただ、ゼオライトのみだと水やりの判断がわかりにくいかもしれない。

ホームセンターなどで販売していますし、ガーデニングをするのであれば、土に入れることで土壌改良ができるので、買っておいて損はないです。色がついたものもあります。
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その他の資材

ネオコール

炭をセラミックで包んで焼いたもの。炭の機能を持っているので、消臭、雑菌の繁殖防止など何かと利点が多いです。ハイドロだけでなく、土栽培の場合にも、表面に敷くと見た目がよく、消臭効果もあって良いです。カビが湧きにくく、苔・藻も生えにくいので、ハイドロカルチャーにはいいのですが、細かい粉が出て、それが見た目によくない。洗っても粉が出てきます。
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炭には強い殺菌効果があって、ハイドロコーン・ミリオンAを入れずに、炭だけでハイドロカルチャーをすることも可能です。ただ、ミリオンAには植物に必要な微量元素が入っているので、ミリオンAを入れたほうが良いです。
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ジェリーボール

透明または半透明だったり色がついていたりする、ぷにょぷにょ柔らかいゼリー状の玉。販売時には乾燥した砂のような状態で売られていることも(水を加えると丸く膨らむ)。ハイドロに向いていない。ゼリー状で根が窒息しやすい。だからといって水を控えると、ポリマーが縮んで苗がグラグラする。その上、徐々にポリマーがくすんで、見苦しくなる。

うまく栽培できても、根がジェリーの内部に入り込んで、取り替えるときに根を引き抜かなくてはならなくなり、枯れることが多く、長期間の栽培には適していない。ちょっと見た目によくて、半年〜1年ほど栽培して終えるくらいの気持ちなら悪くないです。
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セラミスグラニュー

セラミスグラニューは粘土を固めた粒で、保水性があり、自重の100%の水を吸収します。ハイドロコーン・ハイドロボールの代わりというよりは、一般的な培養土の代わりに「水はけの良い土」として植え付けます。保水性があるので、鉢の底に穴が空いているものに植え付けましょう。穴が空いていないものに植えた場合は、溜まった水は捨てるようにします。土を落とさないで植え付けることも可能です。

土を落としてもいいが、土を落とすということは根が傷つき、そのダメージで生育不良を起こすことがあります。保水性があるため、カビが生えやすい。カビが生えた部分は取り替えます。
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カラーサンド

カラーサンドは色付きの砂の総称で、素材はガラスだったり大理石だったり色々(上述のゼオライトであることもあります)。乾いているときは発色が鮮やかだけど水をやると若干暗い色合いに見えるので若干「イメージと違った!」感は生じるかもしれないです。

が、逆に湿り具合が目で見てわかるという利点もあります。ポリマーと違って縮んで高さが変わることもないしある程度の通気性もあるので、案外育てやすいです。が、時間が経つと苔や汚れで変色してくることがあり、植物の成長もあるし、いずれは今の砂を崩して植え替える運命にあります。素材にもよりますが完全にカラカラに乾かすと水を弾いて水の通りが悪くなることがあります。その場合、根本から直接根っこに伝わらせて水をやったり、霧吹きや少量の水で少し湿らせて、水の通りが良くなるのを待ってから水をやるとよいでしょう。
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リサコ(リサイクルコーン)

瓦の端材(=瓦を作る際に出た廃材)を利用して作られている、ハイドロカルチャー用の資材。三浦園芸による商品。色はカラーサンドのようにカラフルで青や黄色など様々な色があり、形状はハイドロコーンのように丸い粒粒。
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