スリット鉢は下に切れ込みの入った鉢!

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スリット鉢の威力

スリット鉢はプラスチック製の鉢で、なおかつ鉢の下部分にスリットが入っているもののことです。とんでもないポット・根張り鉢・ネバール・スリットポットは商品名。最初に「とんでもないポット」という商品名で発売後、他の会社が根張り鉢・ネバール・スリットポットという商品を発表した。スリット鉢が一般名詞で他のは商品名という違い。スリット鉢は、あのスリット故に根の発育が良く、結果、植物の発育がよくなるというメリットがあります。
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スリットが及ぼす効果

プラスチック鉢というと「通気性が悪い」というデメリットがありますが、スリットがあることで、水はけが良くなります。また、スリットから土の内部に光が挿し、光を嫌って根がサークリング現象を起こしにくくなり、まっすぐに育ちます。

サークリング現象というのは、ようは、鉢からスポっと苗を取り出したときに、鉢底で真っ白な根っこが、とぐろを巻いている状態のことです。あれって「すごく元気がいい」ことなんだと、思っていましたが、実は、「土を有効活用しきっていない」わけです。理想はトーナメント表のような、規則正しい形です。

そこでスリットが入り、光を入れることでトグロを巻かないようにし、秩序だったトーナメント表のような根の生え方を促せる。余計に長い根を生やさず、効率よく水が吸えるわけです。

でも、まぁ

育てるのが難しい植物だったり、生育を急がせたいという場合なら、スリット鉢も良いですが、ガーデニングを楽しみたい、というだけならば、決してルックスの優れているわけではないスリット鉢は、徐々に愛着を失う原因になるかもしれません。

テラコッタや素焼鉢・駄温鉢といった定番のデザインの鉢。グラスファイバーの鉢など利便性とデザインに優れた鉢がありますので、検討してください。
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鉢底に鉢底石を入れるか入れないか論争

スリット鉢は鉢底に軽石を敷く必要は無い。それに土が空気に触れることで蒸発させて水はけをよくする効果もあるので、鉢底石は不要。スリットから土が見えますが、それでいいです。

培養土でいっぱいにすると、スリットからこぼれ出そうですが、水をやっているうちに、出なくなる。軽石を鉢底に入れると、スリットの意味が無くなります。

ですが、スリットからコケが生えたり、雑草が生えるため、嫌がって鉢底石を入れる人はいます。それはそれで仕方ないとも思う。答えはないですが「入れない派」が優勢ではあります。

その他の雑記

●スリット鉢にモスグリーンが多いのは、鉢温度が上がり過ぎないのと、デザインの両方の都合から。
●スリットからナメクジが侵入する。発生したら駆除剤を使いましょう。スリット鉢じゃなくても、ナメクジは入るので、スリットは関係ないです。
●スリットから根がはみ出すことはよくある。これは土中に根を回し、効率よくスペースを利用するようになっている性質のため。なのでスリットから根が見えたからといって根詰まりとは限らない。不安なら、水やりを止め、鉢から株を抜き出して根の回り具合を確認してから判断しましょう。
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