ワイルドストロベリーの植え替えと株分けまとめ
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ワイルドストロベリーの植え替え・株分けのまとめ
ワイルドストロベリー(ワイスト・WS)はランナーを伸ばして、横へと株を増やす性質と、こぼれダネでも増えるために、庭がWSだらけになることも。「ワイストの品種まとめ」を参考にしてから、庭植えは検討してください。多年草ですが、株の寿命があって、徐々に実がつきづらくなる。種子・栄養繁殖(ランナーを含めて)などで株の更新をしましょう。
時期・頻度
春(3月)から秋(9月)のうちの真夏(7月下旬〜9月上旬)以外ならいつでも庭への植え付け・鉢の植え替え可能。簡単に増えるので案外流通していない。根詰まりすると根腐れしたり、徐々に枯れてしまいます。鉢植えは根詰まりする前に植え替えをする。繁殖力旺盛で、よく増える。根の張りも早く、一年でびっしりになる。根が詰まると蒸れて根腐れを起こすので、植えるなら大きい鉢に植えたほうが良い。植え替えの目安は二年か三年。5年くらい経つと突然枯れることも。
真冬・真夏でなければ、いつでも植え替えは可能。極端な話、茎と葉っぱと根が少しでもあれば、土に植えていると育ちます。小さな苗のときは生育が遅いですが、一定の大きさになると爆発的に増えます。
用土
ホームセンターで販売している培養土か、イチゴ専用土が良いです。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に緩効性肥料を少量混ぜます。小さな苗を育てる場合は、肥料は混ぜないか、少量にしておきます(肥料で弱る)。古い土は雑菌が繁殖して、栄養が偏っています。生育不良を起こしやすいですから、新しい土で植えましょう。
鉢植え
鉢植えの場合は、植木鉢は5号〜6号に1苗。プランターなら3苗を目安に植え付けます。素焼きでもプラ鉢でも材質は問いません。ストロベリーポットでもいいです。ワイルドストロベリーは根を深く張ると開花しにくいので、鉢は通常の深さか、浅い鉢にしておきます。もしくは、鉢底石(軽石)の量を調節して、地表から15cmまでしか根が張れないようにします。鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。苗を最初に植える場合は、少し根をほぐします。
ランナーを伸ばして、鉢植えの外まで繁殖しようとする。それは困るので容赦なくランナーを切り、根をはったものは早めに引っこ抜きます。もしくは別の鉢に植えて、株が寿命で枯れたときの保険としましょう。
庭植え
庭植えの場合は、深さ15cm〜20cmを掘りかえし、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、少量の化成肥料を混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて土を馴染ませるといいです。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
株間は20cm〜30cmほど空けます。ランナーが出る品種は、いずれは埋まっていくのでもっと離して植えても構いません。
別に上記のように丁寧に植え付けなくても、ポットが入るような穴を掘って、堆肥などの有機物も入れずに、そこに植え付ければ、よほど合わない土質でない限りは、問題なく広がっていきます。
根が深く生えると実がなりにくいです。花が若干咲いても、実がならない場合、検討してみてください。開花しない理由は他にリン不足もあります。
庭植えでも、地上から15センチより下には、根が張りにくい石がゴロゴロしている方がよいです。ただ15センチ下に石がゴロゴロしている土壌は乾燥しやすくて、水切れしやすく、夏に枯れることが。このあたりは参考にしてもあまり気にしないでいいです。ちょっとした豆知識として覚えておいてください。
庭植えでも、地上から15センチより下には、根が張りにくい石がゴロゴロしている方がよいです。ただ15センチ下に石がゴロゴロしている土壌は乾燥しやすくて、水切れしやすく、夏に枯れることが。このあたりは参考にしてもあまり気にしないでいいです。ちょっとした豆知識として覚えておいてください。
株分けについて
鉢植えだと、すぐに鉢にいっぱいになり、2年か3年に一回、もしくは毎年、植え替えることになります。そこで植え替えのときに何個かに株分けをしてください。鉢から出して適当に(力ずくで)引き裂けばOK。普通、根詰まり避けに株分けするというと、2個〜4個に分けるものですが、根詰まりしそうな6号鉢の株を新たに10個に分けても何の問題もありません。むしろ、しっかり分けて植え替えないと、スグに根詰まりするので、しっかり分けて、余ったら近所にあげましょう(もしくは廃棄する)。
種子から
種から育てることも出来ます。種の採取は、みずみずしい実からとる場合は、種をそぎとってしっかりと水洗いして乾燥させる。果肉に発芽抑制の効果があるから。カラカラにしぼんだ実は揉んだらポロポロと種子だけが取れるから、こっちの方が確実で、かつ楽。
もしくはネットなどで種を取り寄せます。
種から育てる場合、ゴールデンピートバンに種を置いて発芽させ、双葉が開いたら、ピンセットを突き刺して床土ごとポット・育苗鉢に植え替えします。でもこぼれダネで増えるくらいなので、そこまでする必要があるのか疑問。
発芽までの期間は、土をかけたら3週間から一ヶ月(気温20度)。土を掛けてない場合は二週間から三週間。
その後の栽培は…
植え付け・植え替え後の栽培は以下のページを参考にしてください。スポンサーリンク