葉が黄色くなり、枯れてきたら?…原因のまとめ(オリーブ栽培)
TOP > モクセイ科 > オリーブ最終更新【】スポンサーリンク
オリーブの葉が枯れてきたら……
このページはオリーブの葉っぱが落ちたり黄色くなったときの原因と対処をまとめています。木を支柱に固定するのに針金を巻いている場合があります。これを外さないと、成長を阻害したり、食い込んで取れなくなることも。オリーブの葉っぱが黄色くなった?
オリーブに限らず、黄色くなって落葉したからといって、枯れる兆候とは限りません。古い葉っぱは寿命で自然と落ちますし、植え替え直後は落葉しやすいですし、冬になり寒さに当たると葉っぱは落ちます。これらは枯れる兆候ではなく、自然現象(生理現象)です。いずれ回復します。でも、時間の経過と共に悪化し、あきらかにこれらとは違う原因となると―――
環境の変化が原因?
オリーブは環境が変わると古い葉を落とします。その時黄色くなって落ちます。これは株が環境に合わせようとしているだけで、生理現象です。ある程度は仕方ないものちして様子を見ましょう。環境の変化は、植え替えもありますし、なんら変化がなくても、生育とともに古い葉は落ちます(何の問題もない)。ですが、土が酸性になった・寒さに当たった・水不足・マグネシウム不足といった理由でもなります。見きわめが必要です。
土の酸性化
オリーブは酸性土壌を嫌います。新しい土で植えていても、数年で酸性化し、オリーブが枯れ込んできます。そもそも「自然の雨」は弱酸性で雨ざらしにしていると当然、土が酸性になります。対処法は石灰を根元に撒くことです。苦土石灰を散布して中和させましょう。●雨は空気中の二酸化炭素を吸収して、弱酸性になります。よって雨は必ず弱酸性です。軒下に植えて、雨が当たらず、水道水で水やりをしていると変化が少ないです。庭植えで自然雨の代わりに水やりが面倒ですけど
水不足
オリーブは乾燥に強いだけで、水は欲しがる植物で、夏など乾燥する時期は水不足にもなります。ネットの育て方などを見ると、「水のやりすぎ注意」とあるものの、やらない過ぎでも、当然枯れてきます。水が少ないと葉っぱが黄色くなって落ちます。何事も適量で。特に鉢植えは夏に水切れが起き易いので注意してください。対処法は水をやること。このとき弱っているからと肥料をやらないこと。弱っているときに肥料をやると枯れます。
●地植えにすると、自然雨だけで十分ですが、それでも夏の乾燥時期は水やりをしないといけません。
蒸れ・根腐れ
水のやりすぎや、根元の風通しが悪くて枯れることがあります。土がずっとジメジメしていませんでしたか? 根元に鉢植えを置いていたり、グランドカバーを植えていませんか? オリーブは根が浅く、根で呼吸をしています。なので風通しが悪いと窒息してしまいます。根元に風を通るようにしてあげて、水やりを控えます。
寒波に当たった
寒さに当たると葉っぱを落とすことがあります。これは仕方が無いことので、あきらめます。それに寒さに当たらないと花芽がつきません。さすがにマイナス10度かマイナス8度あたりを長期間、寒波に当たると枯れ込んできます。そういう地域では鉢植えで室内に取り込みましょう。
肥料不足を考慮する
マグネシウム不足
マグネシウムは葉緑素の元。これが切れると葉っぱが黄色くなります。対処法は苦土石灰を撒く。苦土石灰の苦土はマグネシウムのことです。肥料不足
マグネシウムもそうですが、肥料が不足すると、葉っぱが先から黄色くなってきます。こうなる前に肥料を追加するのが理想。オリーブ専用の肥料ってのもあって、オリーブ専用が便利。ネットやホームセンターで買いましょう。枯れた部分は切除しましょう
枯れ枝をそのままにしておくと、そこから病気になることがあります。水切れなどで枯れてしまった枝は切っておきましょう。「庭木が枯れたかどうかの確認」を参考にして枯れ枝の見極めをしてください。害虫に注意
オリーブアナアキゾウムシ・カメムシ・アブラムシ・カイガラムシ・コガネムシ・テントウノミハムシ、その他害虫がやってきます。収穫するなら捕殺しますが、素直に薬殺して収穫をあきらめた方がいいかも。特に幹の内部を食い荒らすオリーブアナアキゾウムシには要注意で、株が弱ったり枯れることも十分あります。幼虫はオガクズのような糞を穴から排出しますので、よく観察してみてください。
コガネムシは腐葉土に寄ってきます。根元に腐葉土やワラを敷き詰めている場合は、まずこれを取りましょう。
スポンサーリンク