アブラチャンの育て方
TOP > クスノキ科 最終更新【】アブラチャン
科名 | クスノキ科 |
属名 | クロモジ属 |
学名 | Lindera praecox |
別名 | 油瀝青 |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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アブラチャンとは?
アブラチャンは本州から四国九州に自生するクスノキ科クロモジ属の落葉低木です。アブラチャンは油が取れる種子が特徴であり名前の由来。果実から油をとって灯油として利用されたこともあります。雌雄異株で実は雌雄揃ってないと成りません。樹高は3mから5m。3月〜4月に黄色い花が開花してから新芽が芽吹き、10月〜11月に結実し、黄色く紅葉もして、季節感のある樹木です。
根元から複数の幹が生えてきます。株立ちといいます。剪定すれば大きさは抑えれるのですが、横に大きく広がるので広い庭なら使いやすいです。
紅葉して冬には落葉しますが、枯れ葉が落ちずに枝に残るものが多いです。
樹高最大で5m
幅3m〜4m
由来・性質
クロモジ属で、枝を折ると良い香りがします。クロモジより香りもちょっとアブラっぽい――気がします。幹・枝にも油が多く、生木なのに燃えやすい。アブラが関係するかどうかは分かりませんが、枝は曲がりやすく加工しやすいので、雪の上を歩くためのカンジキの材料などにも利用されています。アブラチャンを漢字で書くと油瀝青。瀝青は人造炭化水素化合物のこと、具体的にはコールタール、アスファルトなどのこと。
水やり
本来は九州から本州で生育する低木です。庭木として庭植えするもので、庭に植えてしまえば、自然に降る雨だけで十分です。あまりに乾燥する夏などに様子を見て水やりをしましょう。肥料
別に肥料がないからといって枯れることもありませんから、肥料はやらなくてもかまいませんが、2月に寒肥として根元に堆肥や腐葉土を撒いてあげると良いです。植え付け・植えかえ
アブラチャンの苗を買ってきたら、落葉している冬の間に植え付けをします。植え付けは落葉時期であればいつでもいいです。アブラチャンはネットショップでないと売っていませんから、そちらで購入するのが早いです。用土
通常の土と同じだけの水はけ・水もちがあればいいです。庭土に腐葉土か堆肥を足したものを用土とします。庭植えの植え付け
深さ40cm〜50cmを掘り上げ、腐葉土か堆肥を土に対して2割〜3割ほど入れ用土とします。化成肥料は入れてもいいですが、入れるなら少量でいいです。用土を穴に半分だけ戻し、苗を入れ、隙間に用土を入れていって最後にしっかりと水をやって完成です。アブラチャンは株立ちといって根元から何本もの幹が立ち上がります。スペースをとるので一般家庭では向いていません。
管理場所・日当たり
半日陰のちょっとじめじめしたところアブラチャンは日当たりではなく、一日のうちで数時間だけ日があたるような半日陰が適しています。少し乾燥に弱く、森の中の若干じめじめした場所を好みます。
剪定
剪定は基本的にしません。アブラチャンは株立ちといって、根元から沢山の枝が伸びるのですが、途中で切ると格好が悪いので、邪魔な枝を裁く程度に抑え、出過ぎた幹は根本から切って取り除きます。スポンサーリンク