ミツバツツジの育て方は?

ミツバツツジ(三葉躑躅)

ミツバツツジ
科名ツツジ科
属名ツツジ属
学名Rhododendron dilatatum
別名三葉躑躅
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像の投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
画像投稿BBS

目次

  1. 基礎データ(科属など)と目次
  2. ミツバツツジとは?
  3. 水やり
  4. 肥料
  5. 植え付け・植えかえ
  6. 管理場所・日当たり
  7. 剪定
  8. 剪定・病害虫
  9. 特徴・由来・伝承
  10. SNSボタン・関連記事
スマホなら左上の「もくじ」をタッチすると、同じ目次があり、項目をタッチすると項目に直接ジャンプできて便利です。PCは右のサイドバーに目次が表示されます。

ミツバツツジとは?

ミツバツツジとは?
文章の修正ミツバツツジは日本の関東〜中部に自生するツツジ科ツツジ属の落葉低木。ツツジやシャクナゲの仲間で、紫色の花が咲き、開花後・開花途中に葉っぱが出ます。それまでは落葉するのが普通(一部に常緑のミツバツツジがあります)。四月にいきなり花を咲かせるのでインパクトがあります。栽培は難しくないのですが、挿し木接木で増やすことが出来ず、種子から育てるしかないので、流通量が少ないので、幼木でも結構高い。

ミツバツツジは根が浅く、強風で倒れることがありますし、乾燥した風が根本を抜けるようだと、水切れが置きやすくなります。

ミツバツツジは酸性土壌に住むツツジ型菌根と共生して空気中の窒素を吸収します。なので中和してしまうと枯れてしまいます。花がほぼ全滅するベニモンアオリンガの対策を早めにしましょう。
樹高2m〜3m
ミツバツツジ
ミツバツツジの購入はこちら
その他のツツジについては以下のページを参考にしてください。

水やり

文章の修正ミツバツツジは根が浅く、乾燥に弱い植物です。そこで庭植えでも鉢植えでも、年間を通して乾燥しないように水をやります。特に花芽ができる7月8月に水切れしないようにすると、翌年にたくさん開花しやすい。水切れすると開花が鈍くなります。

庭植えの水やり

文章の修正自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、根が浅く、水切れしやすい庭木なので、庭植えでも様子を見て水やりをします。特に夏は水切れするので夏は水やりをするものだと考えておきましょう。

鉢植えの水やり

文章の修正鉢植えであれば、夏は毎日朝か夕方(真昼に水をやると水が沸騰して根が傷む)に水をたっぷりとやります。春・秋・冬は土が乾いていたら水をやるようにします。水切れしやすいのですが、そうはいっても長期間湿っていると根腐れしますので注意してください。

肥料

文章の修正花が終わってから…油粕か化成肥料をやる。開花中はやらない。あとは9月あたりに同様の肥料をやる。開花するためには肥料が必要。肥料がなくても枯れないが、あれだけ咲くには必要。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

文章の修正庭植えも鉢植えも植え替え・植え付けは春(3月〜5月)か秋(9月〜10月)にします。ただし開花しているときは植え替え・植え付けはしないでください。鉢植えの植え替えの目安には二年に一回。

用土

文章の修正ツツジの専用土がありますので、これを利用するか、赤玉土4鹿沼土3ピートモス3を混ぜたものか、これにバーミキュライトを混ぜたものを利用します。もしくは鹿沼土7ピートモス3です。ツツジですが鹿沼土単用では乾燥しすぎて枯れてしまいます。

酸性の土じゃないと枯れる。庭植えする場合に庭土を苦土石灰などで中和しないようにしてください。
ツツジ用土
ツツジ用土の購入はこちら

庭植え

文章の修正庭植えにする場合は、麻布で巻いてある部分の二倍くらいの深さの穴を掘って、そこにピートモスを入れ、化成肥料を規定量混ぜて用土とします。

穴の半分を土で埋め、そこにミツバツツジの苗を置いて土で植え付けをします。このとき深く植えないようにします。幹の根本、根が出ているところが地表スレスレにします。もしくは5cm〜10cmの高植えにします。

ミツバツツジの根は地表浅くに広がります。これは地表の空気を取り入れているためで、この根が土の中、深くに埋められると呼吸が出来ずに根が腐ってしまいます。根の間に土を入れるように割り箸で土をつつきながら水をやって終了です。

鉢植え

文章の修正新しい鉢を用意し、古い土を三分の一ほど落として、根の負担を減らすために地上部を半分ほど剪定してから新しい土で植え替えをします。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

管理場所・日当たり

管理場所・日当たり
文章の修正日当たりでも、半日陰でも育ちます。

文章の修正夏の乾燥した風に根本が当たるとよく乾いて水切れがおきやすいです。土を水もちよくしていても、ある程度は乾燥します。

日当たりに庭植えすると、夏の高温時に乾燥で枯れ込んでしまう。高温・直射日光で枯れるんじゃなくて、乾燥に弱いだけ。なので株元を腐葉土やワラでマルチングして乾燥を防いで、水やりをシッカリやれば、真夏の日当たりでも枯れ込まない。

文章の修正寒さにも強くマイナス25度まで耐えられます。寒さには問題がありません。ただし、霜柱で根が持ち上がると、根を傷めて枯れてしまうことがある。株元はマルチングをして凍結を防ぎましょう。

剪定

剪定
文章の修正花が終わった直後の5月に剪定をします。しかし、ミツバツツジは剪定を控えて、自然な樹形を楽しむものです。枝が徒長したり、邪魔になったら剪定する程度です。太い枝を切るときは、太い枝分かれしたところの根本から切ります。

落とすべき枝と、残す枝は以下のページを参考に。
文章の修正自然樹形ではなく、刈り込んで花をたくさん咲かせることもできます。花が終わった直後に、軽く剪定すると花芽がつきやすい。全体を軽くうっすら刈り込む。すると脇芽が出て、その枝の先に花芽がつく。「軽く」ってのが味噌ね。
剪定じゃないが、花の後に実がついたら取り除く。実は無いほうが開花しやすため。花芽ができる時期と種子ができる時期が重なっていて、種子を放置していると花芽ができずらいです。

剪定・病害虫

文章の修正ベニモンアオリンガが発生する。ベニモンアオリンガが発生すると花がほぼ全滅するので、早めに対処します。詳細は以下のページを参考にしてください。
害虫と対応の農薬
イラガ→ サンヨール液剤AL
カイガラムシ→ カダンK
ケムシ→ サンヨール液剤AL
ツツジグンバイ→ 園芸用キンチョールE・オルトラン水溶剤・ベニカグリーンVスプレー・モスビラン液剤・モスビラン粒剤
ルリチュウレンジハバチ→ GFオルトランC
ロウムシ→ カダンK
うどんこ病→ トップジンM水和剤
褐斑病→ トップジンM水和剤
炭そ病→ トップジンM水和剤
もち病→ Zボルドー

特徴・由来・伝承

文章の修正ミツバツツジは変種・近縁種が多く、それぞれに特徴がありますが、育て方は同じです。品種が大量にあって、見分けがつかない。日本に古くからある植物ですが、野生種は盗掘の影響で少ない。
スポンサーリンク

SNSボタン・関連記事

画像投稿BBSやってます

画像投稿BBS

園芸ブロガーのための園芸用語リンクツール

園芸ブロガーのための専門用語リンクツール

このページの親記事

関連記事

ミツバツツジと同じ科の植物

ツツジ科