オカメヅタ(カナリーキヅタ)

科名 | ウコギ科 |
属名 | ヘデラ属 |
学名 | Hedera canariensis |
別名 | カナリーキヅタ |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
目次
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オカメヅタの特徴は?


頑健で繁茂するあまり、家の壁を登ると壁に妙な後が残ります。また繁殖力が強く、「木」ですので、一旦広がると取り除くのも大変。あまり広い範囲に育てるのはオススメしません。繁茂したオカメヅタに虫・トカゲなどが住み、壁に這わせているとそこから虫が室内に入ってきたりと色々と問題をおこしがちなので、憧れる人もいますが、よくよく相談して考えてから植えましょう。
オカメヅタは壁を這い登って行くタイプで、垂れ下がるのには向いていません。垂れ下がるときは気根で張り付かず、風が吹くと揺れます。垂れ下がらせるのであれば、コバノランタナ、ルリマツリ、ハーデンベルギア、ワイヤープランツもお勧めです。
水やり
オカメヅタは乾燥に強く、逆に過湿を嫌います。鉢植えの水やりは土が乾燥してからにしてください。土が常時濡れているようだと根が腐って枯れてしまいます。庭植えにした場合はほぼ水やり不要(日照りの時に水をやる程度)。水をやるときは葉っぱにかける

肥料

春(4月)から秋(9月)に掛けての生育期に固形の緩効性肥料を二ヶ月に一回やるか、二週間に一回ほど液肥をやります。肥料をやるほど大きくなるので都合を考えて肥料をやってください。
もしくは春〜秋に油粕を株の根に当たらないように、穴を掘って埋めてあげるといいです。
植え付け・植えかえ
植え付け・植え替えは春(4月)〜秋(10月)に行います。これといって注意すべきことはありません。少々乱暴に扱っても大丈夫。鉢植えは2年に一回植え替えをします。
用土

鉢植え

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えをするときは、土を3分の1ほど落とし、根の負担を減らすために少し枝を切り詰めてやります。これで新芽が出やすくなります。
庭植え

挿木・ツタ伏せで増やす
剪定した枝を切って土に挿しているだけで根が出て株が増えます。増えすぎて困るくらいです。伸びたツタを土に接地していると、節から発根して株が増えます。
管理場所・日当たり
日光を好みますが、夏の乾燥にちょっと弱いので、年間を通して半日陰に植えるといいです。寒さにも暑さにも強く、強い直射日光にも強く、半日陰程度でも枯れない。寒さには氷点下でも枯れない。ただし土が凍るほど寒いとダメです。霜に当たるなどすると葉っぱが傷んでしまいますが、それでも(関東以西であれば)完全に枯死することはありません。
室内で管理する場合は日光不足に注意
少々の日陰でも枯れませんし、日光不足の症状が現れるまでは時間が掛かりますから、短い期間であれば室内で楽しむことも出来ます。長期間室内で管理しているとさすがに日光不足になり、徒長して、斑入りの品種は斑が消えることもありますし、葉っぱが傷んで徐々に弱ってきます。オカメヅタは本来は「強い日光」を好む植物。しばらく室内で管理していても、その後は必ず戸外で日光にしっかりと当てて下さい。剪定
剪定は春〜秋の生育時期に、伸びすぎた枝を適宜、剪定して取り除きます。剪定しすぎて枯れることはないです。むしろ、放置して、広がりすぎて手に負えなくなる場合の方が多いので、毎年チェックして、剪定しましょう。病気・害虫
カイガラムシ蝋に覆われた虫で、内部で汁を吸って弱らせています。弱ると発生しやすいので、日陰・風通しの悪い場所を避ければ発生は抑えられます。少量であれば、ティッシュや歯ブラシで削ぎ落とせばいいです。数が多いなら、薬剤を散布して駆除します。ただ、成虫には薬剤が効きにくいので、散布は2週間に一回を何度か繰り返します。
オカメヅタを駆除する方法
株元をみつけ、そこで幹を切り、切り口に除草剤(ラウンドアップ)を塗る。葉っぱに散布することで、葉っぱから根を枯らすラウンドアップハイロード(グリホサート系)ってのもある。どっちでもいいがこれで枯らす。オカメヅタなどツタ類は地上部を刈っても根が生きていて、根が生きていれば復活する(だから除草剤を使う)。また地上部を刈ったらその残骸(葉っぱや枝など)を取り除かないと、それが土の上に落ちて発根して新しい株になることもあるので、切ったら必ず残骸も取り除く。
●覚悟を決めよう。後に引き伸ばすと問題はさらに厄介になる。自宅で繁殖が止まっていればいいが、隣の庭に侵食すると近所トラブルになる。
●できれば早めに取りかかることを進めます。若い時には「なんとかなるさ」と思えたものが年齢とともに「どうにもならない」と怖くなる。
●オカメヅタは外壁にへばりつくため、長期間繁茂させていると外壁が傷む。資産価値が落ちる。
●除草剤で枯らすこと自体を嫌う人もいる。確かに除草剤は他の植物まで枯らすので庭が死んだようになるが、オカメヅタなどの駆除すべき植物の猛威はそれどころじゃない。
●できれば早めに取りかかることを進めます。若い時には「なんとかなるさ」と思えたものが年齢とともに「どうにもならない」と怖くなる。
●オカメヅタは外壁にへばりつくため、長期間繁茂させていると外壁が傷む。資産価値が落ちる。
●除草剤で枯らすこと自体を嫌う人もいる。確かに除草剤は他の植物まで枯らすので庭が死んだようになるが、オカメヅタなどの駆除すべき植物の猛威はそれどころじゃない。
特徴・由来・伝承
アイビーとは同属。俗に言う「ヘデラ」はアイビーやオカメヅタ(カナリーキヅタ)など、これらヘデラ属の総称で、決まった種を表すわけではありません。ヘデラはギリシャ語のへドラ…葉が密集するという意味とも言われますが、ハッキリしません。ヘデラの一種の「ヘデラへリックス」が英名イングリッシュアイビー。一般に流通している「ヘデラ」はアイビーを指していることがほとんど。名前の由来は葉っぱの形がオカメに似ていることから。
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