被害の甚大な害虫の一覧
アブラムシ

薬剤耐性がつきやすいのでオルトラン・モスピラン・アルバリンでローテーションするといいです。
コナジラミ
コナジラミは室内でも乾燥すると発生しやすい。葉水をやることでかなり発生を抑えられます。鉢をゆすると白い虫が飛ぶならコレ。コナジラミは耐性がつきやすいので複数の薬剤を使って駆除しましょう。カイガラムシ

ハダニ

エカキムシ(ハモグリバエ)

ウニョウニョとねじれた白っぽい筋状の跡は、幼虫が葉っぱの内部を食害しながら掘り進みトンネル状に空洞になったものです。トンネルの先端部に幼虫がいるので、その部分の葉っぱの表皮を少しはがして幼虫をむき出しにした後潰せば捕殺できます。
ヨトウムシ

ネキリムシ

アザミウマ(スリップス)
アザミウマ(スリップス)はとても小さい虫で、これにかじられた跡は粉状にしか見えないことも。お花の葉っぱに粉状の白っぽい又は黄色っぽい跡が広がっていたり、ナスの実に茶色いギザギザの傷跡をつけたり、ネギに白いかすり状の跡を残したりするのはアザミウマです。お花の場合、花ガラを摘むのはアザミウマの予防のためにもなります。ごくごく小さな、黒っぽい虫です。ゴマ粒より細い黒い小さい虫が動いていたらこれです。防除は難しいですがとりあえず花ガラはこまめに摘みましょう。
コガネムシ

●カナブンとハナムグリの幼虫は背面歩行する。カナブンとハナムグリのどちらも分解者で益虫。
ナメクジ

冬に鉢底などに隠れている丸々太ったナメクジを殺しておくと来年の春の子ナメクジが減るので時間がかるならやっときましょう。
アオムシ・毛虫・芋虫

チャドクガ

バッタ

テッポウムシ

ダンゴムシ

駆除しなくてもいい虫
蟻(アリ)

また、鉢の中に巣を作られると鉢の中の土が持ち出されてスカスカになってしまいます。
なお、花の蜜や甘い果実があるようなところにアリが来るのは自然なことです。ですが、硬い茎や緑の葉しかない部分にアリが行き来していたら大抵、アブラムシやカイガラムシなど他の害虫がいるサインです。
●ノウゼンカズラにはアリがたかる。家の近くにノウゼンカズラを植えると家屋にアリが入ってくる。
コバエ
コバエは水をやりすぎたり、油粕などの有機物が腐って発生することもあります。完熟していない肥料を使うと発生しやすいので、安い肥料を買わないようにするとかなり防げます。腐葉土・油粕・堆肥ではなく、ピートモスと化成肥料にすることでも予防できます。また、肥料が腐ったり水のやりすぎが原因ですので、管理を変更しないとまた発生します。しかし、コバエが出た時点でかなりの確率で根腐れが始まっています。またコバエ撲滅のためには鉢を中性洗剤を入れた水をはったバケツにドボンとつけるくらいのもので、非常に面倒。コバエが出た時点で愛着もさめていることが多く、そのまま廃棄になりやすい。
ハキリバチ

総論
ガーデニングをするのに虫と出会わないわけが無い。植物を育てる以上は覚悟が必要です。パニックにならないように前もって知っておくと気が楽です。室内で管理していても、虫は発生します。進入経路はわかりません。もしかすると元々植物の中に居たのかもしれませんし、別の鉢植えから移動したのかもしれません。窓から入ってきたということもあります。でも予防は可能です。
予防の基本は毎日観察
予防の基本は毎日観察して、虫や病気は見つけ次第捕殺、病気部分は切除します。病気の葉っぱはその場に捨てるのではなく、別の場所で捨てるか焼却処分します。これで大抵の病気は予防できます。室内での管理は水やり+霧吹きで葉水
鉢の土部分への水やりはほどほどにしておいて、葉っぱへ霧吹きで水をやりましょう。これでさまざまな問題に対処しやすくなります。詳細は水やりのページを参考にしてください。
スポンサーリンク