キュウリ(胡瓜)

科名 | ウリ科 |
属名 | キュウリ属 |
学名 | Cucumis sativus L |
別名 | 胡瓜 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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キュウリの特徴は?

雄花と雌花がありますが、受粉しなくても単為結果(受粉・受精をなしに果実を作る…結果、種子ができない)で果実を作るので、人工受粉は必要ありません。高層マンションのベランダで受粉の手間もなしに収穫が可能です。
最初に簡単に栽培のまとめ
●日当たりで。
●根が浅く、水切れしやすい。
●肥料と苦土石灰をやらないと、生育が悪くなり、病気にかかりやすい。
●5月〜6月に春まき品種を定植。春まき品種は7月以降は生育しても実がならない(なっても小さい)。
●7月以降は夏まき品種を定植。継続して収穫するなら春まき種と夏まき種をズラして植える。
●家庭菜園では3株程度で十分。3株でもあまる。
●根が浅く、水切れしやすい。
●肥料と苦土石灰をやらないと、生育が悪くなり、病気にかかりやすい。
●5月〜6月に春まき品種を定植。春まき品種は7月以降は生育しても実がならない(なっても小さい)。
●7月以降は夏まき品種を定植。継続して収穫するなら春まき種と夏まき種をズラして植える。
●家庭菜園では3株程度で十分。3株でもあまる。
●シャキット…病気に強い。
●半白キュウリ
●四葉きゅうり…飛び節なり型でトゲがすごいが美味しい種。低温には強くないが、最低気温10度までは育つ。ながく収穫できるタイプ。
●四葉きゅうりや地這いきゅうりは安い。ブランドきゅうりは高い。味の違いは好みによる。品種による味の違いというよりは、採れたてならそんなに変わらない。
●加賀節成きゅうり
●聖護院節なり
●夏すずみ…他の品種に比べて目に見えてウドンコ病に強い。GWに植えてお盆過ぎにおしまい。
●かっぱめし…GWに植えて8月9月まで収穫が続く。
●うどんこつよし
●なるなるZUTTO
●地這い品種の方が寒さに強く、地を這うから台風にも強い。実が短い。
●ときわ地這
●つよっしー…病気に耐性がある。デルモンテのスーパーきゅうり。
●半白キュウリ
●四葉きゅうり…飛び節なり型でトゲがすごいが美味しい種。低温には強くないが、最低気温10度までは育つ。ながく収穫できるタイプ。
●四葉きゅうりや地這いきゅうりは安い。ブランドきゅうりは高い。味の違いは好みによる。品種による味の違いというよりは、採れたてならそんなに変わらない。
●加賀節成きゅうり
●聖護院節なり
●夏すずみ…他の品種に比べて目に見えてウドンコ病に強い。GWに植えてお盆過ぎにおしまい。
●かっぱめし…GWに植えて8月9月まで収穫が続く。
●うどんこつよし
●なるなるZUTTO
●地這い品種の方が寒さに強く、地を這うから台風にも強い。実が短い。
●ときわ地這
●つよっしー…病気に耐性がある。デルモンテのスーパーきゅうり。
管理場所
日当たりを好みます。日光が不足すると成長・花つき・実つきが悪くなりますので、必ず日当たりのいい場所に植えてください。ベランダで育つかどうかは日当たり次第。栽培計画
キュウリは発芽・定植して2ヶ月から2ヶ月半くらいまでが収穫期でその後は寿命もあって収量が減る…実が短くなり、曲がりやすくなる。4月〜5月の定植だと7月〜8月までに収穫が終わるので、継続して収穫するには、7月前後にまた苗を植える。夏の高温時期は植え付け2ヶ月ほどで株の寿命で弱っていく。寿命の場合は水やりや追肥ではどうしようもない。夏に植えるキュウリは「夏植え」の品種を選ぶ。春植え品種を7月以降に植えると茂るがほとんど収穫できない。キュウリの栽培スケジュール
植え付け(4月〜7月)
一般的には5月前後にホームセンターで苗を買って植え付ける。プランターなら横に2つ。鉢植えなら直径30cmの鉢に苗1つ。用土は一般的な培養土を使います。連作障害を起こすので、古い土は使わらないでください。庭植えの場合は過去3年ほどウリ科植物を植えていない場所で植え付けます。
植え付け手順の詳細は
を参考に。
防寒・虫除け(5月)
キュウリは寒さに弱く、5月の気温では低温障害が起きます(葉っぱが縮んだり、双葉が左右で色が違う、生育が鈍いなど)。それに、幼苗の方はダンゴムシ・ナメクジなどに食べられるため、防護のためにペットボトルの下を切って、苗の上に被せて、ミニミニ温室にしましょう。もしくはビニールドームを買って被せます。●農家ならビニールトンネルにするが、家庭菜園なら3株で十分なんで、ペットボトル温室で十分。
●オルトランは収穫1ヶ月前までなら使えるので、苗のうちに使用して虫除けに使うといい。
●オルトランは収穫1ヶ月前までなら使えるので、苗のうちに使用して虫除けに使うといい。
水やり(5月から6月)
鉢植えでも庭植えでも土が乾いたら水をやる。5月前後はまだ生育が鈍く、水をやりすぎると根腐れを起こしがち。特に苗が幼い時期は土の様子を見つつ、水をやる。ネット・支柱を建てる(5月から8月)

狭いなら支柱を立てて、子ツル・孫ツルを切り戻す。面積があるなら子ツル・孫ツルを伸ばしてネットに絡ませる。支柱を1mから1.5mを3本三角錐に組んで天辺を紐で結ぶだけでいいです。支柱同士・株同士を60cm以上離し、葉っぱが干渉しないように誘引して日光に当てる。
●U型のアーチ支柱が便利。
●地這いキュウリは地面を這わせる種だが、実が土にまみれるし面倒なので初心者は普通の品種を。
●地這いキュウリは地面を這わせる種だが、実が土にまみれるし面倒なので初心者は普通の品種を。
摘芯・芽かき(5月から9月)

3節〜5節までは脇芽かき・花芽かきをします。脇芽は葉っぱの根元に出てくる新芽で、花芽は花のつぼみのこと。花も咲かせず、脇芽を出しません。3節〜5節までは栄養繁殖(単純に生育させること)に集中させます。最初は芽かきをして、子ツル・孫ツルを伸ばさない方が実の成長が早く、収量が増える。
脇芽かきをしていない4節〜6節以降から先には子ツルが出てきます。
キュウリの仕立て方については以下のページを参考にしてください。
追肥(5月から9月)
開花が始まったら2週間ごとに化成肥料を40gか毎週20gやる。肥料をやったあとは必ず水をやる(水に溶けて浸透するため)。肥料とは別に苦土石灰をやる。苦土とはマグネシウムのこと、葉緑素の材料になる。葉っぱが増えるとマグネシウムが不足して下葉から枯れ込んでくる。キュウリは肥料喰いで、気温が高い時期は尚更、肥料・苦土石灰を欲しがる。肥料が少ないと病気にかかりやすくなる。ベト病やウドンコ病、その他の害虫が発生しても、追肥+苦土石灰をやるだけで回復することもあるくらい。
ツル下げ(6月から8月)
ツル下ろし(ツル下げ)を行うことで、収穫しやすくなる。支柱のてっぺんまで登ったら、株元の下葉をとって、下のツルを地面の上にトグロを巻くように起き、結実する位置を下げる。一回につき50cmほど下げるくらい。紐で固定するといいが、茎止めクリップってのもあるので、それでもいい。水やり(7月〜8月)

●畑なら畝の外側の通路の下まで根が伸びているので、通路まで水をやる。
●夏は水を葉っぱにかけることで、水分補給にもなるし、ウドンコ病・ハダニ予防になる。
●夏は水を葉っぱにかけることで、水分補給にもなるし、ウドンコ病・ハダニ予防になる。
台風(7月〜9月)
塩害には弱い。台風の風に葉が破れて枯れることもあるが、塩で枯れることが多い。台風で折れなくても、風で揺れてダメージがある。キュウリ株にダメージがあるので台風後は実が短くなったり、形状がおかしくなる。台風後は殺菌剤・液体肥料・微量要素の葉面散布をした方がいい。
キュウリの収穫(6月〜9月)
開花後二週間で収穫できます。花がたくさん咲きすぎたら、花を間引いて栄養が分散しないようにしましょう。放置しておくとドンドン大きくなりヘチマのようになり、食べられなくなりますし、太らせると株の栄養が取られてしまいますので、ほどほどの大きさで収穫しましょう。一日か二日ほどチェックをさぼっているだけで大きくなって収穫適期を逃すことは多い。6月あたりは生育が早いので注意する。
病害虫
ウリハムシ、コガネムシの幼虫、ナメクジ・カタツムリ、アブラムシ・ハダニ・ツル枯れ病・ツル割れ病・ウドンコ病、褐斑病(カッパンビョウ)、炭そ病、ベト病が発生します。健康に育っていればそんなに大変なことにはならないです。詳細は以下のページにまとめました。参考にしてください。
最後に…
他に栽培するとお得な野菜は以下のページにまとめてあるので参考にしてください。逆にスーパーで買った方が安い野菜についてもまとめていますので参考にしてください。
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