アオギリ(青桐)の育て方

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アオギリの基礎データ
アオギリ
科名アオギリ科
属名アオギリ属
学名Firmiana simplex
別名青桐
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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アオギリの特徴は?

アオギリ(青桐)はアオギリ科アオギリ属の落葉高木。日本では沖縄・奄美大島に自生する温暖な地域の植物。桐の樹皮が白いのに対して樹皮が青いことから、アオギリと呼ばれます。

春に開花し、それが結実、秋には鈍いですが紅葉し、冬は落葉します。

実は船のような皮にいくつかの種が乗っかる不思議な形状をしています。

葉が大きくて木陰を作り、火事に強く、潮風・塩害・大気汚染に強いので、庭木・街路樹としては本州・四国・九州でよく見られます。

成長が早く、大きく育つため、剪定はかなり強く行わないと手に余る大きさになる。よほど大きな土地がなければ、庭植え・地植えにはしない方がいいです。
樹高10m〜20m
花言葉秘めた意志、秘めた恋

水やり

庭植えした場合は、一旦根づいてしまえば水をやる必要はほとんどありません。ですがアオギリは比較的水を欲しがる庭木で、夏の乾燥時期は水が切れてしまうことがあります。夏に日照りが続く場合は、しっかりと水やりをしてください。

肥料

肥料の追肥はなくてもいいですが、2月に寒肥として、周囲に腐葉土堆肥を混ぜ込んでやるとよいです。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付けは春か秋に行います。

用土

一般的な水はけ、水もちがある肥沃な土を好みます。

庭植え・地植え

庭植えの場合は、根鉢の2倍〜3倍の穴を掘り、掘り出した土に対して2割〜3割くらいの腐葉土か堆肥を入れ、化成肥料を規定量入れてよく混ぜておきます。一週間で土が馴染むので、一週間後に、土を半分穴に戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。

アオギリは移植には強く、大きな樹でも簡単に根付きます。

管理場所・日当たり

日当たりを好みますが、少々の日陰なら枯れることはありません。

元々が温暖な地上の植物なので、本州でも仙台あたりが北限で、それより北では生育はできないです。

剪定

落葉時期に剪定をする。

アオギリは成長が早く、ちまちま切っていると、まったく追いつかない。15mに育っても問題のない土地であれば、剪定は枯れ枝・徒長枝・変な方向に伸びた枝などを落とす程度にする。

大きくなりすぎて困るなら、樹高が低いうちは毎年同じ高さで切る。どこで切っても芽吹いてくるので、気にしないでいいです。同じ高さで切って、毎年そこから芽吹くのでそこがコブになりますが、全然気にしない。

それ以上に大きくなったら、「寸胴切り」にする。ようは、幹の途中で…適度な高さでバッサリと切ってしまう剪定をします。ここまで来ると、樹形は乱れ、みっともないので伐採されることが多いです。

病気・害虫

ヒメマルカツオブシムシ
白い花を好んで、その花粉などを食べ、また繊維・毛糸などの衣類を食べる。アオギリの被害はそうでもないが、アオギリから衣服にくっついて、室内に入り、室内で被害を起こす。つまり、「人」に被害があるので、アオギリで発生したら、薬剤駆除するべきです。

特徴・由来・伝承

花が咲き、雌雄同株。雄花と雌花を枝先に付けます。庭木や街路樹に利用される。果実は食べることもでき、戦時中には炒ってコーヒーの代用品としたこともありました。

アオギリという名前は青い幹の桐という意味。桐のように軽い木材として利用されるのですが、耐久性や変化しやすいことから一般的には利用されない。

水を吸い上げ、火事に強いことから防災のために植えられることが多い。広島では原爆投下場所から1.3kmの場所で焼けながら、枯れなかった「被爆青桐」がある。
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アオギリのカテゴリ・タグ
庭木 落葉樹
アオギリ科
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